作品紹介・あらすじ
みんな、ほんと、元気だそう!世の中がどんなに暗くても、心まで暗しくしてはいけない。自分なりの湖にむかって、悠然と歩いていこう。石田衣良、待望の最新エッセイ集。
感想・レビュー・書評
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何だかこの本、読んだことある気がしないでもない…気のせいか?
サラサラ読めて一つ一つの話が短いので、空き時間に少しずつ読み進めるのにぴったり。
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衣良さま〜。エッセイもいいけど、小説も読みたい!ここ数年は単行本の数がぐっと減ってしまったので残念でなりません。
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私が若くないからか
何だか説教じみているなぁと感じた。
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政治、恋愛、教育、社会等のテーマで綴られたエッセイ集。
周りの状況に振り回されることなく、自分らしく生きていきたい。
簡単なようで難しいなぁ・・・
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今まで何度か著者のエッセイを読む機会があり、
うまい具合に憎まれない文章を書く人だな、くらいに思っていたが、
この本を読んで、そういう文章が単に表面的な文章スキルのみで生まれるものではなく
様々な配慮の果てに実現されているものであることがわかった。
特に、「縮み志向」とか「野心が無い」とかダメ出しされがちな現代の若者に対し
「現状に適応した生き方をしてるだけ」とフォローするのみならず
バブル世代を代表して謝罪などされており(→引用)、
近所に一人いてほしい良いお兄さんというイメージになった。
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リクルート発行のフリーペーパー「R25」に掲載されているエッセイをまとめた本。
政治的、経済的なお話が多くて、石田衣良って賢い人なんだなあと感心した。
分かりやすく書いてあるんだけど、私には難しくて時々読み飛ばした(笑
サイクリングとかたき火とか、本人の体験談はとても面白く読んだ。
石田さんの本は最近読んでなかったけど、また読んでみようかなと思った。
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先行きが不安な現在を生きる若い世代に向けて、エールを送るエッセイ集。
著者のエッセイは、どんなに暗い政治、経済、社会に言及していても、最後には読者に元気を与え、希望を持たせてくれるので前向きに気持ちになれる。ただ、政治や経済については決して明るい話題にはならないので、そのような話が続くと正直しんどかった。
そういった話題よりは恋愛や生き方についての話の方が楽しく読めた。著者自身も仕事だけでなく家庭や趣味を大切にして、人生をとても楽しんでいる様子が伝わってくる。将来の見通しが立たない暗い時代でも個人レベルで社会の気風にとらわれていてはいけない。世界を創るのは人間一人ひとりなのだから、みんながそれぞれ自分サイズの幸せを見つけて、もっと明るく人生を楽しむべきである、というメッセージを感じた。
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世の中がどんなに暗くても、心まで暗しくしてはいけない。自分なりの湖にむかって、悠然と歩いていこう。石田衣良からの、元気だせ!
不況だからと嘆いてばかりじゃいけない。
石田衣良のエッセイ集。
著者プロフィール
1960年東京生まれ。成蹊大学卒業。代理店勤務、フリーのコピーライターなどを経て97年「池袋ウエストゲートパーク」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。2003年『4TEEN フォーティーン』で直木賞、06年『眠れぬ真珠』で島清恋愛文学賞、13年 『北斗 ある殺人者の回心』で中央公論文芸賞を受賞。他著書多数。
「2022年 『心心 東京の星、上海の月』 で使われていた紹介文から引用しています。」
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