- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591122747
作品紹介・あらすじ
幼稚園からの知り合いである真緒と岳は、パリで犬の弁慶と共に同棲している。恋人のような、ただの腐れ縁のような関係の二人。ある日、岳は空港で置き引きにあって困っていた日本人のカップルを連れてアパートへ帰ってくる。パスポートが再発行されるまで、と二人をしばらくの間部屋に泊めることにした真緒と岳。奇妙な同居生活は、
ある偶然のいたずらを境にして、四人の関係を微妙に歪ませてゆく……。
感想・レビュー・書評
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新婚旅行でパリに来た日本人カップルが置き引きにあいパリに住んでる日本人が助けて家に泊まらせてあげた。街を案内してあげてる時に妻と相手の男が迷って遅くに帰ってくる。そして、別の日にも一緒にいて抱き合っていた。何が起こるのかわからないのが運命だと思った。
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なんか、救われない話だったな…
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パリを舞台にした小説。「サクリファイス」を読もうと思っていたのに、表紙の犬に釣られて、ついこちらを先に手に取ってしまった。
犬の世話をしに来ないか?とパリに誘う男。ろくな男じゃなかろう、けどそういう男はかっこいいしもてる。 -
背徳のパリ
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サクリファイスが良かったので期待して読んだのですが…。感情の推移も話の展開も今一つに感じます。恋愛小説か?
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まさにフランス的な物語。もやもやすることもあるけど、岳の優しさにぐっとくる。ひとりでのんびり読みたい本。睦美だけが好きになれない。
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長い間共に暮らすと岳と真緒みたいな距離感や諦めみたいなものも特別じゃなく出てくると思う。
そんな中で過去の自分が通ったまだ不安定な地点にいる宏之と睦美に出会うことで気持ちが揺すぶられることもあるはず。
本当に弁慶の純粋さに救われる。ナイトがいてくれてよかった。
完璧じゃないからこそ寄り添う生き方もあると思う。
睦美だけはどうしても好きになれないので結末納得です。 -
2014/05/19再読。
パリで暮らす幼なじみのガクとマオ。
そこに一組の新婚夫婦がやってくる。
ガクとマオの距離感、新婚夫婦の不安定さ、パリの空気感が良かった。