不器用なもんで。

著者 :
  • 扶桑社
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  • Amazon.co.jp ・本 (159ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594065102

作品紹介・あらすじ

ヤクザとの関係、莫大な借金、業界の因習、事業失敗…。さまざまな苦難を乗り越え、不器用に生きてきた小林旭の人生がここに。稀代のノンフィクション作家が迫る最後の大スターの軌跡。

感想・レビュー・書評

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  • 暴力団交際クローズアップのさきがけとなる交際報道、そして円天騒動(どちらにも細川たかしが一緒)となにかと貧乏くじをひきまくる大スターの告白を、これまた何故か売れっ子の金子達仁が書くという奇妙な一冊。
    映画監督として600万円をかけたスタントがカメラのミスでパーになったり、ゴルフのプロ資格が黒い交際ではく奪されたり(PGA松井会長の醜いやり口!)、テレビに出れば業界では陰口を叩かれたりととことんまで落ちまくるスター小林に、ここまで落ちても頑張っている人がいると田村英里子本と同様に勇気をもらえる一冊です。
    「大丈夫、まだ踏ん張れるんだよ」、いい男です。

  • スターの苦悩的な感じで書かれてるけど結局は世間知らずってことでしょ。お勉強した方がいいと思うよ。

  • 「アキラのボヤキ節」って感じの本でした。誰があの小林旭にこんな歌、歌わせたんだ…という想いに陥りました。

  • 読了・・・と書きたいところだけど、最後の20ページくらいは読んでません。いやんなって。

    で、何が言いたいんだ?という本です。

    これは小林旭が悪いんじゃなくて、著者のせいですね。

    新聞書評には、数年小林旭の家に通って取材したということだけど、何を聞いてたんでしょうね。

    最近の本として「スティーブジョブズ」と比べても仕方ないけど、それだけ取材したんなら、ボリュームとして20倍くらいになってもいいと思うけどね。
    なんか、ちゃっちいタレント本みたいな仕上がりですね。

    もっかい言うけど、何が言いたいの?

    形式がヘン。小林の独白なのか、著者の評伝なのか、境界がなくてわかりにくい。

    確かに小林旭は石原裕次郎・梅宮辰夫や宍戸錠のようにテレビには出ていません。描写されているように、ひたすら不器用なんでしょう。

    「不器用」って、謙遜にはなるけど、特にほめられたもんじゃないと思います。

    健さんはそういうキャラなので別格ね。

    中でも昔の日活の事などはそれなりに面白いけど、この人の文章自体は面白くない。なんか、全体的に考えすぎて変なことになってる感じ。

    後半、ゴルフのことが延々出てくるけど、個人的にはゴルフが大嫌いなんで、さらに興ざめ。

    昔の、ホントに限られた人たちだけが楽しむ紳士のスポーツだったころは良かったんだろうなあ、と思わせてくれなこともないこともない。

    もっと、映画ファン向けにディープに作品を追っていってくれたほうが良かったんじゃないかな。

    この人はスポーツライター?ですよね?良くブックオフの100均コーナーでみるけどwww

    ほぼスルーされてますが、「仁義なき戦い」の小林旭はめちゃめちゃカッコよかったね。

    とはいいつつ、黒い交際で干されたあたりに妙にページを割かれてます。

    なんか、こんな中途半端な仕上がりになって、小林旭がかわいそうな読後感の一冊でした。

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