箱の家 エコハウスを目指して

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  • NTT出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784757160163

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  • 箱の家に関する家族論が秀逸。

     ○オープンな間取りで住む家族は、心の壁がないのでなく、

      逆に心の壁が各人にないと暮らせない。

     ・nLDKが廃れるのは時間の問題。

     ・間仕切りがない空間をつくり、建て主が住んでから自由に決めていく使

      い方がおもしろい。

      (例えば、1室子ども空間に5人の子どもがそれぞれ好きな場所を決めて

       いく。)

     ・設計は建て主との共同作業。無印良品やブルータスの企画ものに参加す

      る建主の中には、ブランドを頼りになんでも考えてくれると勘違いして

      いる人がいる。

     ・建売、ハウスメーカーが建てる家のような工業化企業と住宅を作品、

      アートだと考える建築家の中間を目指す。

     ・単なるローコストではなく、コストパフォーマンスの高い住宅を目指す。

     ・サスティナブルデザイン

     ・町屋の居住体験が設計に活かされている。

  • 箱の家シリーズをアクソメなどで解りやすく説明。
    難波和彦氏の哲学を学ぶには最適。

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著者プロフィール

1947年大阪生まれ。1974東京大学大学院博士課程修了。1977年界工作舎設立。1996年より難波和彦+界工作舎代表。住宅として最低限の性能を最小限の物質によって達成するというコンセプトのもと、単純な箱型の外形と一室空間に近い内部構成による「箱の家」を提案。さまざまに展開する「箱の家」シリーズは140を数える。

「2011年 『木造仮設住宅群』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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