今宵はなんという夢見る夜 金子光晴と森三千代

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  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784865282016

作品紹介・あらすじ

家具一切を売り払い、
ようやく手にした十円足らずを元手に、
ふたりは足かけ四年の旅に出た
行きがかりで漂いでた日本から、アジアを伝ってパリへの遠い旅は、
はじめのうちこそ少し寂しい気もしたものの、
気楽でもあったし、悪いものではなかった――。

大正デモクラシーから、第二次世界大戦へ。
傾いてゆく時代を規格外の自由な関係で生き抜いた金子光晴と森三千代。
この途轍もないペアの生きざまを、残された森三千代の作品を中心に丹念に描き出す新たなる傑作評伝。

著者プロフィール

柏倉康夫(かしわくら・やすお)
1939年東京生まれ。東京大学文学部フランス文学科卒業。NHK解説主幹、京都大学大学院文学研究科教授を経て、現在、放送大学名誉教授。フランス共和国国家功労勲章シュバリエを叙勲。おもな著書に、『マラルメ探し』『生成するマラルメ』『敗れし國の秋のはて 評伝堀口九萬一』『私たちはメディアとどう向き合ってきたか』ほか。

「2020年 『評伝梶井基次郎 視ること、それはもうなにかなのだ【オンデマンド版】』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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