政次、奔る: 鎌倉河岸捕物控 (ハルキ文庫 さ 8-5 時代小説文庫)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (374ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894568693

感想・レビュー・書評

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  • 2022年5月26日
    田沼に関する政の話は、よくわからない。くどい。
    それをすすめる松六や宗五郎、政次、などの真剣味は伝わるけど、その裏工作めいたことや陰謀のようなものには興味を持てない。大切なことだろうけど…
    馘にされた手代の政次を宗五郎が面倒を見る、うまいお芝居、だが、なんだかせこい。当事者は驚きのお沙汰かもしれんが、読者としては、予定調和の感じがしてしまった。

    政次は私も好きなタイプ。続編は読みたい。

  • 人には生まれ持った器があるというのはやはり事実な気がして。
    自分の器を知るということは、いいことでもあり、悪いことでもあり。
    ってことをちょっと思った。

  • 「橘花の仇」の続編です。

    今回は松六隠居のお供をした政次が事件に巻き込まれます。
    その事件を軸に次々と事件が起こり解決されていきます。
    また一人登場人物が増えました。

    ラストで意外な展開が…
    橘花の仇で伏線は張られていたのですが、このラストに持って来たんですね
    第三弾での政次の活躍も楽しみです。

  • 鎌倉河岸捕物控の2~江戸松坂屋の隠居松六は,手代政次を従えた年始回りの帰途,剣客に襲われる。襲撃時,松六が漏らした「あの日から十四年・・・亡霊が未だに現れる」という言葉に,かつて幕閣を揺るがせた若年寄田沼意知暗殺事件の影を見た金座裏の宋五郎親分は,現在と過去を結ぶ謎の解明に乗り出した。一方,負傷した松六への責任を感じた政次も,ひとり行動を開始し,隠居の姿を見つけたが,松坂屋から金座裏に身柄が渡る~この本は17刷も重ねていて,物語は6巻目まで終わっている。でね,各巻の粗筋の書いてある広告があって,先がちょっと読めちゃうのよね。4年で17刷って何?

  • 02年3刷本

  • 同じく鎌倉河岸シリーズ。

  • 鎌倉河岸捕物控シリーズ第二段。相変わらずほのぼのしてて、読みやすくて楽しかった。先に新シリーズの方を読んでしまったけど、それぞれキャラクターが成長している様子が解って楽しい。

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著者プロフィール

佐伯 泰英(さえき やすひで)
1942年福岡県北九州市八幡西区生まれの小説家、写真家。日本大学藝術学部映画学科卒。当初は冒険小説や国際謀略小説を中心としたミステリー小説を執筆していたがヒットに恵まれず、編集者からの勧告に従って時代小説家に転身。初の書き下ろし時代小説『瑠璃の寺』がヒットし、以後作家活動は軌道に乗っていった。
代表作として、『陽炎の辻〜居眠り磐音 江戸双紙〜』のタイトルでドラマ化された『居眠り磐音 江戸双紙』シリーズ、『吉原裏同心』シリーズなど。

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