RAILWAYS [レイルウェイズ] [DVD]

監督 : 錦織良成 
出演 : 中井貴一  高島礼子  本仮屋ユイカ  三浦貴大  奈良岡朋子 
  • 松竹 (2010年10月13日発売)
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本棚登録 : 359
感想 : 78
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988105061736

感想・レビュー・書評

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  • 登場人物が、みんな善人で優しい。大企業でエリート街道を歩く主人公が、信頼する同期入社の仲間の死と病に倒れた母を、きっかけに子供の頃の夢を思い出します。過去にあっただろうストーリー、ベタな展開。でも、ベタは心地いい、みんな善人は安心します。中井貴一さんのイメージはどうしても「ふぞろいの林檎たち」の仲手川良雄のイメージがあります。当たり前だけど、大人の役者さんだなあと実感。エンディングにユーミンの曲、撮影協力に勤務していた会社の名前。懐かしい。それから、笑福亭松之助さんの姿が観れたのが嬉しかったです。

  •  人それぞれの生き方・進む道を暗示する映画のタイトル『RAILWAYS』。
     地元ののと鉄道にも,主人公と同じように途中から鉄道の運転手になった知人がいて,それはそれで素敵な生き方だなあと思っていたので,この映画の主人公にも共感した。

    《yahoo映画の解説を転載》
     仕事に追われ、家族を省みることのなかった50歳目前の男が、ふと人生を振り返り、幼いころの夢を追い求め始める感動ストーリー。監督は『白い船』などで知られる島根出身の錦織良成。主人公の男を『亡国のイージス』の中井貴一、その妻を「天地人」の高島礼子、娘を『ドロップ』の本仮屋ユイカが演じている。一畑電車の走る島根の風土を描きながら、家族や仕事といった人生の普遍的なテーマを扱った深遠なストーリーが感動を呼ぶ。

  • 監督、脚本 錦織良成

    大企業のエリート社員が、取締役に就任を目前にして、地元の小さな鉄道の車掌になる。社会人になって数年たって、もがき苦しみながら働くことに少し疲れた自分のような人間にとっては特に、非常に魅力的な設定だ。

    演技としては、中井貴一の演技が光っている。熱い志を持つ同僚に冷ややかな視線を浴びせ、社会の歯車の一つとして無感情で働くやや冷徹な人間から、周囲の環境の変化で、自分の人生を省みて、少しずつ優しい笑顔が戻って来る過程が、彼の表情一つでわかる。

    また、演出も素晴らしい。美しい山林や海を背景に走る電鉄は、社会の喧騒を忘れさせてくれる。特に、映画の冒頭、列車が走り出す中、音楽に合わせて車窓に順番に光が入り込む様子は、これから電車の物語が始まるぞ、と観ている人々の期待感を高まらせてくれる、秀逸な演出だと思う。

    ところどころで発せられる中井貴一の台詞も深い。ゆっくりでもいいから進んでいればいい、等々。

    ただ、物語の進行で少し違和感がある場面もあった。大企業をやめて田舎の電車の運転手になるわけだから、それを妻に話しておらず、だが妻は実は知っていた、というのもよくわからない。ここで家族関係をもっとうまく絡ませられたのかな、と思う。また、妻に内緒にしていたことを知った娘がなぜ怒るのか、不安になるならわかるが。これは本仮屋ユイカの演技力か、脚本か、もしくはその両方の問題だろう。

  • 山場がなんこも!話がいい!みてよかったと思える作品でした(^^)

  • あら、良い映画でした。掘り出し物。お薦めです。
    「優しい世界」で構築されているのですが、変に嫌味にならず、胸の深い部分を優しく刺激する心地いいドラマでした。
    そして、画の撮り方がとても素晴らしいので、是非注目してください。鉄道・車両に対する愛情だけではなく、それらが溶け込む風景に対して敬意を払っていると感じられる映像ばかりなので、観ていてとても気持ちいいものでした。
    まぁ、脱サラして?田舎の?つぶれそうなローカル電鉄の?運転手?に転職?なんてことを家族に相談せずにさらっとやってしまうのは、昭和風味を感じなくもないので、そこはもう少しだけスポットライトを当てても良かった気がします。(家族の不穏な空気感までは描いているので)

  • 実際に会社を辞めて運転士になることはできないだろうが、共感できる。試験に受かって肇がほくそ笑むシーンがいい。

  • 49歳で脱サラして、田舎のローカル電車の運転士になったという話。いけすかないエリート企業戦士から、親切で気さくな運転士へとキャラ変する中井貴一の演技派ぶりを堪能。

    それにしても、これは家族の理解がないと絶対出来ないよなぁ。子どもの学費とかローンのこと考えると自分に絶対できない。主人公が夢を実現したことも羨ましいし、互いに理解し合いながらも自立している夫婦関係も羨ましい。

    もっとも、映画としてはやや長過ぎたかな。運転士となってからの様々なエピソードもちょっと嘘っぽかったなぁ。

    BSプレミアム「プレミアム・シネマ」にて。

  • また鉄道に乗りに行きたくなった

    鉄道車両も好きだけど
    一畑口駅のスイッチバックと出雲大社前駅の駅舎がスルーされて、だいぶ悲しい

  • TVにて
    島根の風景と人情が美しかった.

  • 2022/03/16

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