Cold Mountain

著者 : CharlesFrazier

• Sceptre (1997年7月17日発売)

感想・レビュー・書評

[kyonteseさんの感想 · 2013年7月26日]

今、読んでるところ。１頁目から描写の美しさに惹かれてページをめくってる。めずらしく鉛筆片手に、読めば分かるけど自分では言えない／書けない部分をマークしながら。

ようやく半分。Inmanのエピソードの部分は南北戦争の非情で残酷な部分が描かれている。様々な人のあり方とともに。『風と共に去りぬ』の南北戦争の描写とは全然違う。著者はきっと膨大な資料と格闘したんだろうな。

AdaとRubyのエピソードは描写も英語も美しい。

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読了！！

はぁ〜あ。壮大な旅をしました。地理的にも、精神的にも、心理的にも。まだ余韻に浸っています。

Ada と Rubyの生活は自然の声を聞きつつ営まれ、Inmanの旅は自然との闘い（自然を克服するというより、自然に負けない・・・というかんじ）& 人との闘い・・・。

ストーリー自体も読ませます！

自然の描写、農耕具の描写、武器の描写が多く、時々絵が頭に浮かばなかったりして何度も何度も読み返した。読み飛ばしたくなかったから。美しく織られた言葉の中に、厳しくて残酷で非情で優しくて卑しくて弱くて温かい・・・人間のすべて・・・が描かれている。

首が疲れるから休憩はさもうと思っても、ストーリーがさせてくれませんでした。

欲を言えば、すこーしでいいから挿絵と地図が欲しいです。植物とか鳥とか地形とか。They will help people like me, those who never been to North Carolina!!