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- Amazon.co.jp ・洋書 (464ページ)
- / ISBN・EAN: 9780451210555
感想・レビュー・書評
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形成外科医マークが12日間の昏睡から目覚めると、妻は殺され生後6ヶ月の娘タラは消息不明と知る。まもなく身代金の要求の手紙が届き、指示通りお金を払うが、犯人がFBI の介入を察知してタラの居場所を教えないまま消えてしまう。未解決のまま1年半が過ぎた頃、犯人が再び身代金を要求してくる。警察やFBIを信じられなくなっていたマークは、かつての恋人で元FBI捜査官のレイチェルに助けを要請する。と、ここまでで話の3分の1。更にストリーは複雑に入り組み、最後まで誰がマークの一家を襲ったのか、タラは何故誘拐されたのか、皆目見当もつかず、ハラハラしながら読んだ。今までのコーベンの作品の中で一番気に入った。特に親と子供の関係が描かれる場面がいい。一方で虐待する親もいれば、もう一方で子供の為なら命を落とす覚悟の親もいる。アメリカの社会問題をさりげなく取り上げて、かつ素晴らしいミステリー作品に仕上がっていると思った。
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