カーニバル!

  • 岩波書店
5.00
  • (1)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 8
感想 : 0
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (298ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000003179

作品紹介・あらすじ

日常的秩序が破壊され、浪費と喧噪に満ちた祝祭が展開されるカーニバル。その根源的な意味と機能は何か?現代の記号論研究を代表するエーコとイワーノフは、カーニバルのもつ両義性や象徴的な対立と統合の意味を明らかにし、その基本的な位置づけを行なう。またブラジルの新進女性研究者レクトールは、「エスコーラ・デ・サンバ」という組織の歴史・演目・音楽・パレード・ダンスの身振り等を具体的に分析し、民族的・文化的混成社会におけるカーニバルの大きな役割を明らかにする。理論とケース・スタディの両面から記号論にアプローチする興味深い書。

著者プロフィール

1932年イタリア・アレッサンドリアに生れる。小説家・記号論者。
トリノ大学で中世美学を専攻、1956年に本書の基となる『聖トマスにおける美学問題』を刊行。1962年に発表した前衛芸術論『開かれた作品』で一躍欧米の注目を集める。1980年、中世の修道院を舞台にした小説第一作『薔薇の名前』により世界的大ベストセラー作家となる。以降も多数の小説や評論を発表。2016年2月没。

「2022年 『中世の美学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ウンベルト・エーコの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×