- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000022309
感想・レビュー・書評
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大学の授業を無料で配信、というすごいコンセプトの動きが始まっているという。知らなんだ。10年くらい前にMITがOCWなる、講義資料を無料公開する、というニュースを知ったときもびっくりしたが、その思想をさらに拡大させたようなものか?
さっそくいくつかのサイトにあたり、そのバラエティに富む内容にまたびっくり。良い世の中になったものだ。勉強をしたいときに徹底してできる。
本の後半にあった、この教材をそもそも見ることすらかなわぬ人たちに対して、何ができるか?という観点も今後は持ちたい。 -
「MOOC」、無料オンライン授業についてのルポをまとめた本。
受講者側、コンテンツの提供者側、それからMOOCのほとんどが英語で行われている中での日本の現状と、よく取材されていると思う。 -
代理出席、過去問収集、コピペレポート
大学在籍時に、学問に対して不敬な手段でも単位が取得できることに対して、「いつか大学が提供する『単位』という概念への信頼が無くなる日が来るかもしれない」と、考えたことを思い出した。
ひたりひたりと現実味を帯びてきた感じがする。 -
MOOCによって「いつでも、だれでも、無料で」大学教育が受けられる革命が進行中。今後大学の存在意義が問われてくるでしょう。
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今変わりつつある高等教育のドキュメント。これは必読物。
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MOOC(Massive Open Online Courses)について世界で取材した内容をまとめた本。
各種MOOCの提供側へのインタビューと、途上国から先進国までの事例や体験談が紹介されていて、日本での展開についても紹介されている。
興味深いのがMOOC受講がそのまま人材のデータベース化を通して就業に繋がる点で、教育機関でありながら人材紹介業であるというビジネスモデルはこれまでにない新しい形だと思った。 -
日本の小学校中学校のサイト、大学受験サイトも紹介していた。教員養成大学でも取り組むべきものである。基盤整備として、家庭へのネットの無料接続とiPad無料貸出が自治体に課せられた問題になるだろう。
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moocと呼ばれる、大学の授業をオンラインで公開するシステム。これが広まっている現在の状況をまとめた一冊。
これを読むと、大学に授業料を払って通う意味を再構築せざるを得ない感覚が出てくる。
例えば、生の議論をする場としての大学、もちろんその議論は授業として語られることは事前にオンラインで確認済みの上で行うものとするとか。
そうなると、授業を土台と考えることになるが、そもそも土台以前の基礎工事すら大学で行われている現状では、非常に日本は立ち遅れているな、という印象を持った。 -
アメリカのMOOCの現状をしっかりと記録されていて、教育革命の手応えを得るためには必見の一冊。成り立ちから大学や民間の取り組み、ビジネスモデル(マネタイズ)までしっかりと網羅されている。