ユーゴスラヴィアで何が起きているか (岩波ブックレット NO. 299)

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  • Amazon.co.jp ・本 (62ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000032391

作品紹介・あらすじ

世界の注目を集めているユーゴの紛争。自主管理と民族共存を掲げていたはずの国が、なぜこうなったのか。泥沼の争いに解決の道はあるのか。歴史的背景から社会主義の崩壊、そして現状までを、深く平易に解きあかす。

感想・レビュー・書評

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  • (1993.06.14読了)(1993.06.11購入)
    (「BOOK」データベースより)amazon
    世界の注目を集めているユーゴの紛争。自主管理と民族共存を掲げていたはずの国が、なぜこうなったのか。泥沼の争いに解決の道はあるのか。歴史的背景から社会主義の崩壊、そして現状までを、深く平易に解きあかす。

    ☆関連図書(既読)
    「ユーゴスラヴィアの実験」柴宜弘著、岩波ブックレット、1991.06.13

  • いわゆる冷戦終結後の、ユーゴ紛争を解説したブックレット。

    今までの歴史から、連邦制がソ連とは異なる、民族の自立をある程度認めながら、元パルチザンのカリスマ チトーを中心にゆるやかなまとまりであったっこと。そのような中で、近親憎悪のように大きな違いはないのに、だんだんと憎しみが大きくなっていき、戦火が大きくなったこと、国際社会の介入がよくなかったこと。

    イデオロギー対決がなくなった90年代に、ボスニアヘルツェゴヴィナで何がおこっていたのかを簡単に理解することができる。

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著者プロフィール

早稲田大学大学院文学研究科西洋史学博士課程修了。1975~77年、ベオグラード大学哲学部歴史学科留学。敬愛大学経済学部、東京大学教養学部・大学院総合文化研究科教授を経て、現在、城西国際大学特任教授、東京大学名誉教授。
専攻は東欧地域研究、バルカン近現代史
主な著作:The 20th Century through Historiographies and Textbooks: Chapters from Japan, East Asia, Slovenia and Southeast Europe (coeditor, Ljubljana, 2018)、『スロヴェニアを知るための60章』(編著、明石書店、2017年)、『バルカンを知るための66章【第2版】』(編著、明石書店、2016年)、『図説 バルカンの歴史』(新装版、河出書房新社、2015年)、『セルビアを知るための60章』(編著、明石書店、2015年)、School History and Textbooks: A Comparative Analysis of History Textbooks in Japan and Slovenia (coeditor, Ljubljana, 2013)、『クロアチアを知るための60章』(編著、明石書店、2013年)、CDRSEE企画『バルカンの歴史――バルカン近現代史の共通教材』(監訳、明石書店、2013年)、『東欧地域研究の現在』(編著、山川出版社、2012年)、『新版世界各国史18 バルカン史』(編著、山川出版社、1998年)、『ユーゴスラヴィア現代史』(岩波書店、1996年)。

「2019年 『ボスニア・ヘルツェゴヴィナを知るための60章』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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