学力を問い直す: 学びのカリキュラムへ (岩波ブックレット NO. 548)
- 岩波書店 (2001年10月19日発売)
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感想 : 14件
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- Amazon.co.jp ・本 (62ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000092487
感想・レビュー・書評
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○「学力」とは何か。日本の子どもの「学力」の実態
○なぜ「学力の危機」が深刻化しているのか
○「学力低下」の対応策への批判的検討。「基礎学力の徹底」「習熟度別指導」「少人数指導」など
○子どもの学力を保障し、学びを豊かに発展させるために、私たちが追及すべきこと
「学力」とはachievement、つまり「学校で教える内容」の「学びによる到達」である。そして多くの学力調査は、「学びによる到達」の低下よりも「学校で教える内容」の低下を示している。なので一概に「学力低下」とは言えないのでは?という論理は新しい視点だった。
学力の機能は貨幣と同一である、としたことにも驚いた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
一番好き。わかりにくい事柄をわかりやすく伝えようという気概は伝わってきた。「学力は貨幣である」というのは面白かった。どうにか使いたいけど時間的にきついのか…。モノローグからダイアローグへの転換がつれてくるのは"未来"を担うあいつらの時代だ。
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子どもだけの問題じゃない。他人事じゃない。わかりやすいので、考えるきっかけに。
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薄い本なので、30分くらいで読めます。