eデモクラシーへの挑戦: 藤沢市市民電子会議室の歩み

  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000221344

作品紹介・あらすじ

いま自治体改革が叫ばれる中、「eデモクラシー」というITによる新しい住民参加のあり方に関心が集まっている。特に成功例として、全国的に注目されているのが藤沢市の市民電子会議室である。その市民電子会議室の全容をエピソードやデータで明らかにしてゆく。

感想・レビュー・書評

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  • 本書によれば、単なる「投票」や「苦情」「要望」などの一方通行的なアプローチとは異なり、電子会議室のような方法は、互いの議論や討論を通じたいわゆる「協議的民主主義」の場となりうるという。そして、電子会議室はウェブを介した「コモンズ」となり、そこで豊かなソーシャル・キャピタルがはぐくまれ、そこを起点としたコミュニティが、これまでにないかたちで叢生してくるというのである。
    http://d.hatena.ne.jp/hachiro86/20080223#p1

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著者プロフィール

慶應義塾大学名誉教授、明治大学特任講師。
1971年慶應義塾大学工学部卒業、1975年スタンフォード大学Ph.D.。ウィスコンシン大学コンピュータサイエンス学科準教授、一橋大学商学部教授等を経て、1994年慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科教授、2007年同政策・メディア研究科委員長。2016年より慶應義塾大学名誉教授。専門は、ネットワーク論・コミュニティ論・ソーシャルイノベーション。
主な著作に、『ボランティア もうひとつの情報社会』岩波新書、1992;『空飛ぶフランスパン』筑摩書房、1989;『日本で「一番いい」学校 ―― 地域連携のイノベーション』岩波書店、2008;『コミュニティのちから ―― “遠慮がちな”ソーシャル・キャピタルの発見』慶應義塾大学出版会、2010(共著)ほか。

「2016年 『スポーツのちから』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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