「家族計画」への道―近代日本の生殖をめぐる政治

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著者 : 荻野美穂
  • 岩波書店 (2008年10月30日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (362ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000224888

「家族計画」への道―近代日本の生殖をめぐる政治の感想・レビュー・書評

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  • 荻野美穂『「家族計画」への道―近代日本の生殖をめぐる政治』岩波書店、読了。本書は近代日本の避妊と堕胎・中絶をめぐる社会意識の変化を追跡、人工政策史以上のユニークな一冊。時代により避妊、堕胎・中絶の「意識」が全く異なっている。

    たとえば明治期において、避妊する夫とは自身に対する侮辱と感じる妻が多い。第一次大戦後に産児制限運動が登場する。しかし避妊と堕胎・中絶を区別する意識は乏しかったという。また現代においては、宗教団体による「命を大切にする運動」(生長の家)、障碍者による優生思想への挑戦、水子供養との関連など知らないことが多く非常に勉強になった。

    荻野美穂『「家族計画」への道―近代日本の生殖をめぐる政治』岩波書店、2008年。『人口問題研究』〔(J.ofPopulationProblems)67-3(2011.9)pp.52~53〕掲載の書評(佐藤龍三郎) pdf http://www.ipss.go.jp/syoushika/bunken/data/pdf/19563504.pdf

  • 家族計画。堕胎と避妊のはなしですけど避妊より堕胎の方が OK な時代あり生めよ増やせよ あり増やすな あり

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荻野美穂の作品

「家族計画」への道―近代日本の生殖をめぐる政治はこんな本です

「家族計画」への道―近代日本の生殖をめぐる政治の作品紹介

子どもを「つくる」かどうかは計画的に決めるもの、という考え方はどのようにして「常識」になっていったのか。その道筋を、明治期から現代までの言説をたどりつつ考察する。子どもの数を調節するための避妊や中絶という生殖技術をめぐって、国家と、女たち・男たちの価値観・思惑はどのように交錯したのか。同時期の海外での言説にも目配りし、多くの資料を渉猟して描き出す労作。

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