古代中国の宇宙論

著者 :
  • 岩波書店
3.00
  • (0)
  • (0)
  • (7)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 19
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000228633

作品紹介・あらすじ

道、太一、恆-これらは発掘された文献によってはじめて明らかになった、道家的な宇宙の創造主である。この知られざる宇宙創成の物語は、中国世界の多様性を示すと共に、西洋の宇宙生成論との比較をも可能にした。竹簡や帛書に記された道家的宇宙論は、中国世界の支配的イデオロジーであった上天・上帝信仰の世界観との接触と葛藤によって育まれた。そこに示された想像力の性格を、出土文献の解読を通して具体的に描き出してゆく。預言者の宗教と王権の宗教、存在に根をもつ機械論的宇宙観と無に始まる文明批判的宇宙論…東西の神観念と自然観との対比は、中華文明の特質を明かし、同時に科学文明を生み出した西洋の条件をも照らし出す。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • タイトルからしてちょっと気になったとです。未読

  • <a href="http://www.toho-shoten.co.jp/jbook.jsp?isbn=ISBN4000228633" target="blank">→東方書店【中国・本の情報館】レビュー</a>

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

1946年, 仙台市生まれ. 東北大学名誉教授. 中国哲学専攻. 『黄老道の成立と展開』(創文社, 1992), 『孔子神話』(岩波書店, 97), 『孫子』(講談社学術文庫, 98), 『儒教 ルサンチマンの宗教』(平凡社新書, 99), 『古代中国の言語哲学』(岩波書店, 2003), 『戦国楚簡研究』(台湾・萬巻樓, 2004), 『諸子百家』(講談社学術文庫, 2004), 『古代中国の文明観──儒家・墨家・道家の論争』(岩波新書, 2005), 『図解雑学 諸子百家』(ナツメ社, 2007), 『古代中国の宇宙論』(岩波書店, 2008), 『上博楚簡與先秦思想』(台湾・萬巻樓, 2008)ほか.

「2016年 『『甲陽軍鑑』の悲劇』 で使われていた紹介文から引用しています。」

浅野裕一の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×