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- Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062093620
作品紹介・あらすじ
混沌世界を恬淡と生きた荘子。博愛と共存の戦術家・墨子。精緻な論理で存在の実体を問うた公孫龍。不戦の経済効率を説いた兵法の天才・孫子。…近年発掘の竹簡資料を読み解き、鮮やかに浮かび上がる十一人の思想家像。
感想・レビュー・書評
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大学の授業で使った教科書.
諸子百家の思想についてわかりやすく解説されており,自分は講義と本書を通じて少し理解を深められました.詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
9流百家(儒家、道家、陰陽家、法家、名家、墨家、縦横家、雑家、農家)と兵書を書いた兵家を合わせて諸子百家と言うそうだ。その作者の経歴や思想について解説している。その中のひとり、孔子の言葉を集めた論語。実は孔子は挫折の人生で多くの君主に自分を売り込んだが、相手にされず、不遇の生涯を閉じている。しかし日本では古く江戸時代から論語を学んでいる。なぜか?「孔子の人生が高い理想を掲げながら厳しい現実に破れ去った悲劇の人生と自分の人生と重ねた合わせた点にあろう」と著者は言う。「大多数の人間にとって、人生は思いどうりに行かない。願望の大半は叶えられずに終わる。そうした時人々は『論語』から孔子の挫折の人生を読み取り自己の人生と重ね合わせて共感する」私も共感した。
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一味違った諸子百家の概説的な本です。孔子を徹底的にこきおろしている点が特徴的。わりと簡単に読める一冊です。
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