蒼穹のかなたに 2: ピコ・デッラ・ミランドラとルネサンスの物語

  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (241ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000237062

作品紹介・あらすじ

「人間の尊厳」の名において、ユダヤ教・キリスト教・イスラームの調停を志した天才ピコ。中世神学や新プラトン主義など、時代の支配的な思潮の懐で、ついに反抗と変革の狼煙を上げるにいたる精神の軌跡を描く。運命の女、黒魔術・白魔術、占星術・降霊術、そして聖俗の混淆と異端審問-ルネサンスの気圏を攪拌しつつ、振幅の大きなドラマが生み出されてゆく。近代を準備した思想とその敗者の精神史、ダークサイドの物語が、イメージ豊かに紡がれる。

著者プロフィール

1947年、スイスのフランス語圏ヴォー州に生まれる。アルベール・カミュの研究で文学博士号取得。小説家、随筆家、ジャーナリスト、翻訳家として多彩な活動を展開。
『アルバン・ベルク』(1978)、『音楽』(1988)、『トリスタンという名の犬』(1993)、『B‐A‐C‐H』(2003)など音楽関係の随筆や小説はもとより、絵画や文学にかかわる著作を多数発表。これまで邦訳された著書に、『蒼穹のかなたに──ピコ・デッラ・ミランドラとルネサンスの物語』(桂芳樹訳、岩波書店)、『ピアニスト』『さらばピカソ!』(以上、鈴木光子訳、アルファベータ)がある。ランベール賞、ヨーロッパ・エッセイ賞、ビブリオメディア・スイス賞など受賞。

「2018年 『「亡命」の音楽文化誌』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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