- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000240604
作品紹介・あらすじ
国立競技場の外壁は全国の杉の板で覆われた。今、私たちの目の前にあるのは小さな点や線である――。建築家は風通しのよい物のあり方を求め続けて、木や石、そして土などさまざまな物質との会話を繰り返し、ついに新しい世界の扉を開いた。未来を考えるすべての人のための方法序説。待望の書き下ろし。図版200点収載。
感想・レビュー・書評
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量子力学と建築の関係性が面白かった。
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建築家は風通しのよい物のあり方を求め続けて、木や石、そして土などさまざまな物質との会話を繰り返し、ついに新しい世界の扉を開いた。未来を考えるすべての人のための方法序説。待望の書き下ろし。図版200点収載。(e-honより)
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筆者が建築を通じて表現する際に得ている着想、考え方、アイデアの源が、さまざまな建築物とその背後にある思想、概念、また、それだけにとどまらず、身近な生き物、事物が幾重にも織り込まれて成り立っていて、とても刺激的でした。
読んでいて、豊富な知識、経験を土台に、体験から得ている肌触り、感覚と、観察し、ひらめく着想とが繋ぎ合わさって、人と共にある建築物が生まれていく感じがとても面白かったです。 -
あまり時間がなくてしっかり読めず。第一線で仕事してる人がこういう他の建築から学ぶ、資料を読み込んだ物を出すのってとても得難い。テンセグリティも取り上げてて笑っちゃった。ありがとうまーくー(隈さん)
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世界の歴史や他者の思想を、いかに自らの思考や体験に引き寄せて語るか、という観点で勉強になる。概念を媒介に論を進める中で強引な引き寄せ方もあるが、創作には何も正しく読むことだけが大切なのではなく、時に誤読に近いドライブも必要なのだと再認識。
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点・線・面をテーマに建築の歴史と自身の作品をさらりと振り返るような構成
言いたいこと、やりたいことは分かるが
論理の飛躍と矛盾があるように思えて自分の作品を補強する為の著書であるかのように勘繰ってしまう
あとコルビュジェ、磯崎、黒川に対する徹底的な批判がすごい...笑
文章自体は読みやすく面白いので建築に詳しくない人でも読めると思います