- Amazon.co.jp ・本 (478ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000242394
感想・レビュー・書評
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4.24/52
『人間は生まれながらにして悪を為す存在なのか? ヒトラーによる「ユダヤ人最終解決」を担った絶滅収容所長フランツ・シュタングル.70時間にわたる獄中インタビューを通じてその人間性が明らかにされる.ごく平凡な一個人がいかにして,「ポーランドにおける最も優秀な収容所長」という有能な悪の装置になり得たのか?』(「岩波書店」サイトより)
内容(「MARC」データベースより)
『「ユダヤ人最終解決」を担った男はどのような人間だったのか。人間は生まれながらにして悪を為す存在なのか。トレブリンカ収容所長シュタングルとの息詰まる対話。「アウシュヴィッツ以後」を考えるための必読の書。』
著者:ギッタ・セレニー (Gitta Sereny)
訳者:小俣 和一郎
出版社 : 岩波書店
単行本 : 478ページ
発売日 : 2005/12/6詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ユダヤ人の身に起きたことを、いったいどれくらいの人が知っていたのでしょうか??
人間として、どういう気持ちだったのだろうか。 -
ナチの収容所所長といえばどんな悪人かと思いきや、
ごく普通のおじさんだったという・・・それがなおさら恐ろしい。
ノーと言わずにいるだけでここまで行ってしまうのかと。 -
人間が一番コワイ
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人を殺すということがどういうことなのか? そのことの考えが多少変化します。また、戦争当時のカソリック教会の動きが興味深く、「神」はいないのだなぁと思わせられました。観念を変えるにはいい本だと思います。