- Amazon.co.jp ・本 (680ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000254137
作品紹介・あらすじ
本書は、サンスクリット・テキスト影印版(大正大学綜合佛教研究所刊)を底本とする現代日本語訳と、綿密な校訂によるローマナイズしたサンスクリット原典テキスト、鳩摩羅什訳『維摩詰所説経』(漢文書き下しテキスト)を併記対照させつつ、さらに詳細な注解を施したものである。原典テキストに準拠した曖昧さを残さない正確で読みやすい訳業は、全体の半分近くを占める訳出の根拠となる綿密な注解とともに、仏典翻訳史に新たな頁を刻む画期的な達成である。
感想・レビュー・書評
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植木雅俊の翻訳は読みやすくて素晴らしい。★★★★★。
でも、維摩経は、サーリプッタ長老など、アラハットたちをコケにしすぎ。
これは、法そのものを誹謗する行為だ。
いくら大乗仏教徒と言えども、やっちゃいけないこと。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
『仏教、本当の教え』 (植木雅俊/中公新書)
http://booklog.jp/users/murasakiasano/archives/4121021355
が、面白かったので、きっと、この本も期待を裏切らないでしょう。
注文しました。
(2013年2月15日)
届きました。
http://goo.gl/2KyXY
(2013年2月16日)
読み始めました。
(2013年9月1日)
毎日、少しずつ読んでいます。100ページまできました。
(2013年10月10日)
列車の中に立って、
『梵漢和対照・現代語訳 維摩経』(植木雅俊 訳/岩波書店)
http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/02/8/0254130.html
を、読んでいます。
いまどき流行らない、見た目からして分厚くて重たそうな本です。
隣に立っていた、私と同年輩のお兄さんが、
不意に私に質問します。
「それは何の本ですか。聖書ですか」
この『維摩経』(ゆいまきょう)の本は、横組みです。
偶数ページ(左ページ)が梵語(サンスクリット)、
奇数ページ(右ページ)が和訳という構成です。
たしかに、キリスト教の「聖書」のようにも見えます。
厚さを除けば、ホテルの部屋に置いてある
英和対照の『新約聖書』に似ています。
お兄さんに、これは仏教の「お経」であることを告げると、
どんな中身なのか、面白いのか、と、次から次へと
質問責めに遭います。
一生懸命、答えているうちに、お兄さんの降りる駅が来ました。
お互いに一礼して、別れます。
不意に現れ、去っていったお兄さんは、
ひょっとして、
『維摩経』の主人公・維摩詰(ゆいまきつ)だったのかも。
*
脳が、汗をかきました。
(2013年10月25日)
200ページ、読みました。
三分の一。
(2013年10月28日)
300ページです。
(2013年11月13日)
400ページです。「不二の法門」。
(2013年11月29日)
サンスクリットのローマ字化された部分も、
意味は分からないのですが、黙読し続けていたら、
何の単語だか、ところどころ見当がつくようにまりました。
ためしに、「般若心経」小品のサンスクリットのローマ字化されたものを
黙読してみたら、前は、読みとおすのがつらかったのに、
そうはならなくなりました。
だから? という話ですが。
(2013年12月9日)
これこそ、本。
(2013年12月18日)
もうすぐ読み終えます。
終わったら、漢訳の部分と日本語訳の部分だけ
読み返す予定です。
(2013年12月26日)
読み終えました。
(2013年12月26日)
漢訳の部分を通読しています。
(2013年12月28日)
以下、気になった点です。
【88ページ】
漢訳 §14 4行目 是の故に、【、】彼に詣りて 読点を1つトル
【155ページ】
11行目 園林 ←ここにルビ?(14行目に ルビあります。)
【180ページ】
訳註150 「財施の祠」(【玄奘】訳) ←ヌケ?
【242ページ】
漢訳§2 4行目 著 のルビ、初出(行頭)に移動?
【343ページ】
訳註239 後ろから2行目 旧【約】←訳
(2013年12月29日)
漢訳の部分を再読しました。
(2014年1月5日)
現代語訳の部分を再読しました。
(2014年1月11日)