- Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000258913
作品紹介・あらすじ
戦争期を経て戦後へ、日本の思想が孕まざるをえなかった転回や倒錯はなぜ生まれたのか。それを世界史的な視点から、また日本思想史に内在する視点から読み解くにはどのような方法が可能なのか。鶴見俊輔、花田清輝、安部公房、きだみのるを中心に、変移を外と内から生きざるをえず、思想的転回を試みた思想家たちをとりあげ、日本の近代を根底から問い直す。
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
実に軽快に上野俊哉は思想家を/思想を語る。彼自身がかつてジジェクを評した言葉を彼にそのまま当てはめれば、「香具師」の面白みと臭みがある。ドゥルーズやガタリを用いて軽快に問題をあぶり出し、それらを豪腕でまとめあげて料理する。それは面白いのだけれど、一歩間違うと文脈を超えたサンプリングとカットアップに陥り不協和音/ノイズを生み出す恐れがあると思うのだ。いや、上野ならその居心地の悪さもまた醍醐味なのだと言うかもしれないが……私自身ドゥルーズはよくわかっていないので的外れな異論かなとも思うが、上野の読解は有効か?
-
【由来】
・図書館の岩波アラートで
【期待したもの】
・戦争期から戦後へと、日本の転換を生きた思想家たちがはらんだ転回と倒錯とは。鶴見俊輔、花田清輝、安部公房、きだみのるを中心に、思想的転回を試みた思想家たちをとりあげ、日本の近代を根底から問い直す
【要約】
・
【ノート】
・ -
【配置場所】工大選書フェア【請求記号】121.6||U【資料ID】91132529