ピーター・パン (岩波少年文庫 2036)

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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (351ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001120363

感想・レビュー・書評

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  •  冒頭から養育費の話が出てきて子供が読むとドギマギするかも知れない。犬が乳母をするなど非現実感があるが。
     英国少年は、海賊になっても可だが、国王を悪く言うことは拒む。
     おかあさんの「あのキス」とは人生のアイデンティティとも言うべきものだろうか、だから三人の子供をさらわれても「ピーター・パンのことを悪くは言わなかった」。紀田順一郎の推奨ではピーターが生家に戻ったとき「窓が閉められていた」ことを強調してあった「チャンスは一度しか来ない」。そして永遠の少年となったピーターの在処の妖精島の春の大掃除をするのは娘のジェインへ、そしてその娘マーガレットに引き継がれていく驚くべき結末
     最初は戯曲で「事前には一切内容は秘密」で公演され、劇場で初めて宙吊りで飛ぶシーンに観客は度肝を抜かれただろう(日本では榊原郁恵がやった)。ティンカーベル(名前が悪役を暗示している)が毒を仰いで「妖精を信じる子供がいれば私は生きられます、信じていれば拍手してください」と言うシーンでは大拍手だっただろう。

  • マジでディズニーのイメージしかなかったから、ピーターめちゃめちゃ嫌なヤツだったな・・・

  • ディズニーのピーターパンとは全く異なる内容で、驚きました。ちょっぴり切ない感じのお話です。



  • 借りた所:川崎市図書館
    借りた日:2006/03/31
    読んだ日:2006/03/31、2006/04/08

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