お姫さまとゴブリンの物語 (岩波少年文庫 2097)

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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001120974

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  • 『指輪』のトールキンも『ナルニア』のルイスもファンだったというマクドナルドのファンタジー。テンポもよく楽しく読めたが、『北風のうしろの国』を読んだ時に感じたような恐ろしさもある。ちょっと教訓的な所もあるが、『指輪』などよりもずっと以前の物語としてはその世界観も面白かった。『指輪』では、山の下に住む髭を生やした石頭の小人はドワーフだけれど。

  • とてもとても久々に実家から引っ張り出してきた。
    私もおばあさまのお風呂に入りたい。
    続編『カーディーとお姫様の物語』があるらしく、大変読みたいです。

  • 久しぶりに、ファンタジーらしい本を読んだ。
    (。-・ω・-) ン? 文学らしいファンタジー?

    と思っていたら、その筋では有名な、ファンタジーの古典だった。
    登録しようと、検索したら、私の読んだ本自体は、
    (岩波少年文庫創刊40周年記念で、特装版とある)
    記念本だったので、手に入らないようだ。

    後書きの、作者紹介で、
    「不思議の国のアリス」の作者ルイス・キャロルとともにイギリス児童文学の黄金時代をきずいた一人。サセックスでしばらく牧師をつとめた後ロンドンに出て文筆生活に入る。「ナルニア国ものがたり」の作者C.S.ルイスに創作上の影響を与えた。子どものための主な作品は「お姫さまとゴブリンの物語」「カーディとお姫さまの物語」「北風のうしろの国」「黄金の鍵」など。
                     とあった。

    なるほど、凄い人だったんだ。
    そういえば、「北風のうしろの国」「黄金の鍵」は、聞いた事があるような?
    という事で、引き続き、この作者の本を借りてみようと思う。

    とにかく、最近のファンタジーは、判りやすくて読みやすくはあるけれど、
    それはそれでスピード感も、ドキドキ感もあるんだけれど、
    まあ、そうじゃないと、なかなか読んでもらえないんだろうけど、
    なんだろう、なにか足りない。
    それに比べてこのお話は、
    ちょっと、今時のお子さんは読まないだろうな。
    でも、本好きで、活字好きな私には、読んだ感があって楽し。

    お話自体も、広い世界を駆けまわったり、派手な魔法が使われたり、
    凄い立ち回りがあって、
    世界の運命がかかっている訳ではないけれど、飽きることなく、読み続けられた。
    訳者の脇明子さんの力もあるんでしょうね…
    翻訳本は、やっぱり、訳者との相性もあると思うんですよね^^

    ホント、久しぶりに、本読んだーって気分です。
    いや、毎日本読んでるんですけどね^^;

    この本は、新装版が出ていて、お手軽に手に入るらしいので、
    本屋さんで探すなら、そちらになると思います^^

  • やっぱり描写がきれいで、世界観に引き込まれる。歌でゴブリンを追い払っちゃうとことか、何だかかわいらしく、おもしろい。

  • 子供のころ好きだった。
    ちょっと説教臭いけれど、驚くほど「道徳信仰」じゃない倫理。

    今読んでみると、「信じてもらえない(理解してもらえない)」ことと、それに耐えること、「信じる(理解しようと努める)こと」が大きなテーマだったんだな。

    どう考えても電波にしか見えないお姫さまに大人な対応をするカーディにちょっと吹いた。
    子ども達がいいこ。間違わない良い子じゃなくて、間違いに気づいて謝れるいいこ。
    導く大人もちゃんと良い大人。


    私が子供のころに読んだのは絵のない古いタイプだったから、表紙を見てぎょっとした。
    岩波少年文庫は昔のハードカバーのが好きだ。

    2009-10-08 再読

  • 子供向けファンタジーの古典です。これぞ子供向け、なのか、それとも古いからそれが当たり前なのか。そこは分かりませんが、大人になって読み返して衝撃を受けた作品です(笑)最近復刊されたので、手に入りやすくなりました。

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