- Amazon.co.jp ・本 (34ページ)
- / ISBN・EAN: 9784001127034
作品紹介・あらすじ
大好きなりんごの木を育てているトラタ。鳥を追いかけて、りんごが実り輝くふしぎな庭に迷いこみます。「わっ、すっぱい」かじったりんごは、今ではめずらしい古い種類と知ります。次の日トラタはまた庭へでかけますが……。おいしいってなんだろう。食べものの過去・今・未来をもっと知りたくなる、あざやかで美しい絵本。
感想・レビュー・書評
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おじさんからトラタに届いたりんごの苗。ちょっとしたきっかけから、身近なものを深く知ることになり、調べ考え、またその先を知りたくなる。
表紙裏などにおじさんから届いたずかん(?)のりんごが並んでいるのが、また興味をそそります。
躍動感のある鮮やかで大胆な色彩のnakabanさんのリアルな筆の動きで表現されていて、異国の雰囲気漂うオシャレ感もある一冊です。 -
映画を見たような余韻を感じる絵本。何度読んでも飽きない。光が眩しくて、深みのある絵がとてもいい。
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見返しに並ぶ見たこともないりんご……。
まっくろりんご
細長りんご
しましまりんご
バラの香りのするりんご
いったいどんなお話しなの?と読み進めます。
一度読んでも??これは時間をかけてゆっくり味わいたい1冊ですよ!
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トラタにりんごの苗と図鑑が届くところからお話しは進みます。
小さな鳥に誘われるようにして出会う見たことのない庭とりんご達、おいしくないもの、すっぱいもの、1つとして同じはなく、普段食べているりんごとは大違い!
これは夢?
でもこれがひとつの扉になるのです。
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人によって味の感覚は違います、価値観も違います。昔と今でも好みが違うかもしれない。
りんごを通して食べ物の歴史を知り、人の過去、今、未来も知ることができることを教えてくれている、そんな本です!
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品種改良をしながら味も見た目も変わってくること、もとのりんごはどんなだった?これからもっと新品種が出てくる?
そんなことを考えるきっかけをつくってくれる、学びの世界を広げてくれる本かもしれませんね!
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夏休みの自由研究に、普段食べているものについて、立ち止まって考えたり、調べたりしてみませんか?
そこには人の歴史と未来のあり方がつまっているかもしれません。
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トラタの育てているりんごはどんな味でしょう?楽しみですね。
トラタの夢のような出来事がもっと知りたい〜に繋がります。
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