- Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
- / ISBN・EAN: 9784001140057
感想・レビュー・書評
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今回再読してみてまず最初に感じたのは、アンデルセンの童話こそ「大人のための童話」なのかもしれない・・・・ということです。 これは翻訳の力が大きいのかもしれないのですが、KiKi にはこれらの童話が童話・・・・というよりは詩に近いものに感じられました。 ・・・・と同時に色彩描写の美しさには目を見張るものがあります。 KiKi が「アンデルセンは絵本的」と感じていたのは、ここにも理由があるのかもしれません。 アンデルセンの物語のイメージはアニメ的な絵ではありません。 どちらかというと色鉛筆か水彩画のイメージだと思うのです。 ありきたりの言葉を使えば「繊細」とでも言いましょうか・・・・・。 グリム童話はどちらかと言うと原色的だったと思うんですよね。
美しさ・・・・という点ではまさにそんな感じなのですが、物語そのものに関して言えば、素朴さ(というよりは野性的?)は薄く、とても思索的です。 どこかに「諦念」が必ず見え隠れしていて、だからと言って拗ねたり開き直ったりするのではなく、美しい形でそれを消化し物語の行間に感傷、もしくは悲哀のヴェールを被せている・・・・そんな感じがします。
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何気に誕生日一緒。
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アンデルセン童話集はこどものときに読みあさりました!!人魚姫、親指姫、みにくいあひるの子、今思うと私の志向パターンの原点は結構昔話にあったりするのかもしれません。。。。
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借りた所:川崎市図書館
借りた日:2007/04/22-
読んだ日: -
尊敬すべき作家さん。彼の童話はどれも繊細です。