クマのプーさん (岩波少年文庫 8)

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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001140088

感想・レビュー・書評

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  • 読んで何を学ぶとかそういう次元のものではない。
    純粋。
    童心 大事。
    愛おしい気持ちになった。
    あと、挿絵が秀逸。

  • 幼稚園の頃に、よく読み聞かせしてたプーさん
    ディズニーのプーさんより好き
    挿絵も素敵だし、お話しも、少し古い感じの言葉遣いが、逆に可愛くて
    ゆったり、優しい気持ちになります

  • «小さな子どもから見える、優しくて賑やかな世界»
    ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

    クマのプーさんは小さい頃ディズニー版のアニメを見たことはあったのですが、原作は読んだことが無かったので気になって手に取ってみました。

    アニメ版では前置きもなく最初から「百エーカーの森」が舞台となっていた気がしますが、これがA.Aミルン氏が息子クリストファー・ロビンととそのクマの友達のために考えた想像の世界の話だよということになると、彼がいかに息子を大切に思っていたかがひしひしと伝わってきて、目頭が熱くなりました。
    現代で言うなら、子どもとニチアサの特撮やアニメを見て、一緒に戦隊ごっこやプ○キ○アごっこをしてくれるお父さんといったところでしょうか。

    第三者の目線で読んでも、クリストファー・ロビンやプーさんとその仲間たちの少しズレた行動ややり取りが微笑ましいお話なのですが、そのお父さんの目線で読むと、息子へ優しい世界を見せてあげようとする気持ちが伝わってきて温かい気持ちになれるので、一読で二度幸せなお話だと思います。

    【おまけ:書くか迷って、やはりここに残しておきたくなった話】
    お読みになった方は、最後の9話と10話以外ではプーさんがとかく頭の悪いキャラクターとして描かれる一方、クリストファー・ロビンがやたらと賢くて気も遣える子としてもてはやされる状況にモヤッとした方もいらっしゃるのではないでしょうか。

    もちろん、自分の息子が主人公のお話なので、彼が冷遇される話は決して作らないと思うのですが、もうひとつ。

    読んでいる途中で英文学を研究されているある方のお話を思い出したのですが、どうやらこの時代、欧州の人々の間には白人優生思想や人間中心主義といった
    「人間(特に白人)が一番優れているんだから、他の人種や他の動植物は自分達に管理されるのが良いことで、幸せなことだよね」という考えが根付いていたらしいのです。現代でも少し似たような考え方はあるので※1 ミルン氏やロビン君は温かく真っ直ぐな人だったんじゃないかなと思いますが、
    そういった考え方が透けて見えてしまった点では、アニメ版の方が純粋に見られて良かったかなと思います。

    ※1 Wikipediaや他SNSで何人かの方が指摘されているように(下記参照)、ライトノベルでは異世界転移・転生するとだいたい現代思想と現代文明最高ってなるよね、というのと同じだと思います。

    疑問例は以下参照

    https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12239604532?__ysp=55Ww5LiW55WM6Lui55SfIOePvuS7o%2BaWh%2BaYjg%3D%3D

  • とても純粋で可愛いお話。
    疲れたときに読むと癒されます。
    ディズニーのプーさんも可愛いですが、原作の挿絵は本当に素敵で大好きです。

  • 小学生の頃、叔母からナルニア国物語を全巻プレゼントでもらったのが、岩波少年文庫との出会い。それを読み終えたあと、確かもう何冊か読んだような気がするけれど、その頃には児童文学から興味が離れて、伊坂幸太郎や東野圭吾、湊かなえなどの現代文学を読み始めたので、読みたいとは思いながらも実現しないまま28歳になってしまった。海外文学は、翻訳が頭になかなか入ってこないので読みにくく、苦手意識があったので、まずは取っ付きやすそうな本作品を選んでみた。
    古い作品なので、現代の文章と比べると、やはり読みにくさはある。私の知識不足によるものだけど、海外文学独特の言い回しや表現により、ニュアンスがうまく伝わらないので、作品の良さをあまり理解できない。
    具体例を挙げると、クリストファーロビンが頻繁に、プーに対して「ばっかなくまのやつ!」と言うのが気になる。恐らく、ニュアンスとしては「も~、ぷーさんったら本当にまぬけなんだから!可愛いなあほんとに(ハートマーク)」くらいの感覚なのだろうけれど(違いますか?笑)、「ばっかなくまのやつ!」だと、どうしても、ものすごく馬鹿にした言い方というか、見下して軽蔑していて、そこに愛はないように私は感じてしまう。このような種類の、不快感、とまではいかないけれど、読んでいて「ん?」と思うような、ニュアンスが伝わらない場面が多々あって、皆さんが口々に仰る可愛さや癒しを感じることができなかった。
    やっぱり苦手だなあ、と改めて思った。原文を読めたらこんな風には感じないのかな。他にも何冊か購入したので、また挑戦してみて、だめだったら諦めよう。

  • ディズニーで有名なくまのプーさん。
    原作を読んでみようと思い、読んでみた。

    出てくる登場人物たちが、皆天然で可愛くてクスッと笑ってしまいます。
    物語も父親が息子に語りかけるようにして始まっていきます。
    実際のプーさんたちのモデルになったぬいぐるみの写真ものっていて、なるほどと思いました。
    映画でどうしてプーさんたちボロボロなんだろうと思っていたけど、長年大切にされていた結果なんだなぁと思いました。
    大人になってから読むと、この不思議なやさしい世界はとても癒されました。

  • この本はどんな本?面白い、癒される、温かい、ゆっくり、のんびり、マイペース…等のワードが次々と浮かんだ。いやんなっちゃう。

  • 購入して未読のまま、長年本棚にあったうちの1冊。
    「旧い本を、ちゃんと1回読んでから断捨離しよう」計画の一環として。

    40年間くらい寝かしてあり、全体的に茶色く劣化。
    同時期に購入してあった洋書と並行して、ここ最近数ヶ月間に少しずつ読み進めて、やっと読了。

    天下の石井桃子さんにケチつけるつもりはないが、
    時刻の翻訳間違い、数字の2と3を翻訳間違い、1文を翻訳忘れ(飛ばしている)などがあった。
    (1979年 第28刷発行)

  • 「イギリスの詩人が幼い息子のために書いた楽しいファンタジー.クリストファー・ロビンが,クマのプーさんやコブタなど,大好きなおもちゃの動物たちとくり広げるゆかいなお話.」

    ・プーの歌う詩が素敵。
    ・一話ずつ分冊にした絵本シリーズも読みやすくておすすめ。
    ・イギリスの詩人が自分の小さい子どものために書いた物語。
    ・アニメのくまのプーさんとは話がけっこうちがって原作おもしろいよ。

  • プーさんはおバカのところがおもしろい。
    コブタは小さくて、カンガにルーだと思いこまれたのがおもしろかった。

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