- Amazon.co.jp ・本 (185ページ)
- / ISBN・EAN: 9784001141283
感想・レビュー・書評
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ピッピの人が書いたの?面白い!
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絵本以外で初めて読んだ文庫本、、!それ以降やかまし村シリーズとか海外小説にどっぷりハマることになったなあ、
便利すぎる今だけど、小学生の時とかこんな感じで、環境の中で精一杯たのしいことを考えてたな〜!
今読んでも想像力の豊かさに心があったかくなる、ワクワクするし、いまからでもできちゃうかなとか考えてニヤける -
理想の生活
何度読んでも大爆笑です。 -
ゲームやテレビが無くても、子供達が想像力を働かせて楽しむ毎日。
不便を不満とするのではなく、与えられているものを持って楽しむ姿に学ぶべき事が多くある。
自分の子供達に対して、この様な環境が与えられれば良かったんだけれど…
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【やかまし村の子どもたち 岩波世界児童文学全集18】
アストリッド・リンドグレーン著、大塚勇三訳、岩波書店、1993年
「長くつ下のピッピ」の著者リンドグレーンの、もう一つの代表作「やかまし村」。スウェーデン人の著者が2次大戦の終わった1947年に刊行しているので、いまから70年以上前の本。
「やかまし村」に住む7歳のリーサの視点で描かれる3人の女の子と3人の男の子の話で、1章1章は10頁前後で、取り立てて大きな事件が起きるわけでもなし、日常の生活や遊びが描かれている。
それにしても、読んでいるだけで豊かな時間になる。
自分の小学校3年生頃の友達と遊んだ思い出が蘇る。
下校時に(本当はいけないのだけれど)東京農大のキャンパスを通って探検した日々。
好きな子のランドセルを持ったときの何とも言えない気持ち。
お祭りの日の夜の神社の境内の明るさと後ろの木々の暗闇。
記憶が鮮明に浮かび上がり、まるで匂いまで漂ってきそう。
東京子ども図書館の名誉理事長の松岡享子さんは「女の子はリンドグレーンを読んだらいいわよ」とおっしゃっていた。
たしかにそうだと思う。
そして、大人も含めた「すべての女の子」だと思う。
そして、本の中にもでてくるが、3人の男の子(ラッセ、ボッセ、オッラ)は、女の子たちの遊びが気になってしかたなくて、ちょっかいかけたりしながら、どうやって一緒に遊ぶかあの手この手を尽くす。
そういった意味でも、この本は「すべての男の子」向けの本でもあると言える。
不朽の名作。
ぜひ、大人も手にとってほしい。
(岩波少年文庫で手に入ります)
#優読書 -
やかまし村の一員になって、一緒に遊んで学校に行って、遊んで遊んで暮らしたい!
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子供時代以来の再読。
一人っ子で転勤族だった私は、兄弟がいて幼馴染が両隣にいて、小さな村で完結できる主人公が羨ましくて、面白いと思いながらも、これは私には縁のない喜びなんだなとぼんやりではあるが思っていた。
そのせいか、リンドグレーンは好きだったがこのシリーズはさほど読み返さなかったように思う(カッレくんが一番好きだった)。
今読めば、子供達がただただ愛おしいのだけど。
先生の看病をする話と、誕生日の話が特に好き。 -
やかまし村には家が3軒。
子どもは6人だけ。
テレビも車もない、スローライフ。
子どもたちは、想像力を使い、のびのび遊びます。
競争もない、時間に追われない、うらやましい生活です。 -
よく読み返していた思い出の一冊。
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子供たちの好きなことは今も昔も変わらない。
少なくとも、私の子供時代と、このやかまし村の子供たちの好きなことは、あまり変わらないみたい。
私がやった覚えのあることがいろいろと出てきます。
もちろん、周りの環境や使う道具などは違っていますが。
今の子たちはどうだろう。
そうそう秘密基地なんて作れる場所もないし、摘める野イチゴもないだろうけど、形を変えて似たようなことをしているのではないだろうか。
そこにまた、新しい遊びを加えながら。
この本、多分中学年でも読めます。裏表紙の対象年齢も、小学3.4年生以上とありますし。
でも、3・4年生にこの本を選んでもらうには、工夫が必要になると思います。
そして、その年代じゃないと、この本に出てくる出来事を、リアルタイムの自分に照らし合わせて読むことはできないでしょう。
5・6年生になると、もう、過去の自分を思い起こして読むことになっちゃう。
それはそれで楽しいのだけど、リアルタイムの自分に照らし合わせる楽しさも体験できるといいのだけど。