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- Amazon.co.jp ・本 (2442ページ)
- / ISBN・EAN: 9784002010168
感想・レビュー・書評
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登場人物に感じるのは、意思や信念の強さ。不安定な社会を生き抜くには、精神的に強くないと生きていけない時代だったのだろう。
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沢山の登場人物、一人一人の人物像が丁寧に描かれてる。それらが時代の流れとともに出会うことで物語が展開されていく壮大な作り。
かなり長くいきなり本筋と関係ない話がつらつらと語られたりするので、先に要約版を読み、気になれば完全版を読むことをおすすめ。
自分に正しくあり続けることは簡単ではない。それを苦悩しながらも貫いていくジャンを見ていると、もっと楽しなよーとこちらまで苦しくなる。けれどどの場面も、楽して正しくないことをしたところでジャンは自分を責め幸せに過ごせないだろうことはわかる。自分の行いに悔いのない人生は美しいものだなと感じた。
私もジャンの10分の1くらいは自分に正しくありたい。