- Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
- / ISBN・EAN: 9784003022610
感想・レビュー・書評
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昔の豪雪地域の暮らしを知る、貴重な本。
冬に湯沢に行ったときに購入。
関東人には想像もつかない雪国の苦労や生活、知識がたくさん、時折「すみません!」と謝りたくなる部分もありました。中には不思議な体験なんかもあります。
民俗、郷土、気象などがお好きな方には嬉しい一冊かと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
18世紀末文化文政時代の越後塩沢の地元民による越後密着型少々自虐気味(笑)記録。雪というのは風流なもので和歌にも良く読まれるものだけど、越後の雪はただただ力仕事であると(笑)。また、雪関係の単語が多いのも興味深い。
図書館で展示していた和綴じ本で存在を知り、文庫版を即購入。新潟の地元書店ではこちらの『北越雪譜』は必ずといっていいほど並んでいるのに気付いた。現在の新潟地元民とノリが全く変わっていないのに感動した。何度読んでも発見のある非常に素晴らしい書。すばらしい。新潟ビギナーの関西人である私が、すべての新潟ビギナー〜アドバンスドレベルの他地方出身者におすすめする。新潟参考書ベストチョイス。 -
鈴木牧之 (1770-1842) の『北越雪譜』は、雪国の様々な自然、風俗、奇譚、逸話を絵入りの読み物として記しており、非常に興味深い。
次の話は、自然発火現象の記録である。原因は不明だが、発光生物、或いは地表に染み出た原油の発火によるもの等であろう。
「筑紫のしらぬ火といふは古哥にもあまたよみて、むかしよりその名たかくあまねく人のしる所なり。その然(もゆ)るさまは春暉(しゅんき)が西遊記にしらぬ火を視(み)たりとて、詳(つまびらか)にしるせり。其しらぬ火といふも世にいふ竜燈(りうとう)のたぐひなるべし。我国蒲原郡(かんはらこほり)に鎧潟(よろひかた)とて東西一里半、南北へ一里の湖水あり、毎年二月の中の午(うま)の日の夜、酉(とり)の下刻より丑(うし)の刻頃まで水上に火然(もゆ)るを、里人は鎧潟(よろひがた)の万燈とて群(あつま)り観る人多し。 -
2016-8-17
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冬が近づくと毎年読みたくなる本。何回読んだのかわからない。雪と暮らす姿が伝わってくる。
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新書文庫
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某天気サイトのコラムで紹介されていたのを読んで興味が沸き、どうしても読んでみたくなったので購入。
まだ出だしですが、文語調のリズムが読んでいて心地よく、内容も解りやすいので、最後まで楽しんで読めそうです。 -
音読すると遠い昔にスリップしそう。