- Amazon.co.jp ・本 (450ページ)
- / ISBN・EAN: 9784003026724
感想・レビュー・書評
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江戸時代の風俗史の基本文献「守貞謾稿」の翻刻。
・凡例
巻之九(男扮) 巻之十(女扮 上) 巻之十一(女扮 中)
巻之十二(女扮 下) 巻之十三(男服 上)
巻之十四(男服 中) 巻之十五(男服 下)
・校註
江戸時代の百科事典の如くの「守貞謾稿」の翻刻。
当時の風俗や生活など多くの姿を図付きで紹介し、解説。
男扮は男の扮装で、主に髪型。
幼児・子ども・少年・大人の髪型や、武士・商人等の髷の、
時代での変遷が記されています。
月代は、剃刀が普及するまで武士は毛を抜いていた・・・痛そう。
髪結いの道具や櫛なども紹介。
女扮は女の扮装で、主に髪型。
幼児・子ども・少年・大人の髪型や、婦人や御殿女中の髷の、
時代での変遷が記されています。
櫛や笄、簪等の髪飾り、お歯黒、眉、化粧なども紹介。
男服は、様々な着物や袴のみならず、帯やふんどし、頭巾、
手拭、前垂、足袋等にも言及。布や織の種類についても。
ぱっちって江戸時代からあったんだ。
江戸・京・大坂での違いが分かるのもありがたいし、
古製衣服と今制衣服の違いが図絵で分かるのも、良かったです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
本書は守貞漫稿の巻之九〜巻之十五で、男性の髪型、女性の髪型・服装・アクセサリー、男性の服装についての詳細について説明した一冊。
挿絵も豊富だが、髪型などは印刷が潰れていてよく分からなかった。
男性の服装についても、細かい説明はあるものの、それぞれの服の違いがよく分からない。 -
3都(江戸,京都,大坂)の風俗を比較しながら詳述した近世風俗史の基本文献.本巻には,武士,商人,職人の髪形のちがいなど髪のことを中心に入墨,櫛などにも言及した「男扮」をはじめ,「女扮」(島田髷,丸髷など髪形,櫛,簪,歯黒等),「男服」(袴,羽織,火事装束,浴衣等)を収録.(巻9~15).挿絵多数(全5冊)
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2冊。4を買うべし
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髷の種類、参考になりました。