- Amazon.co.jp ・本 (377ページ)
- / ISBN・EAN: 9784003201633
感想・レビュー・書評
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武松の巻。虎殺し、兄の悪婦退治、施恩の為恨みを買い報復、魯智深の元へ旅立つ。
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金瓶梅で引用された西門と幡の場面が出てきた。ほぼ同じ話である。
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第三巻はあの問題作である「金瓶梅」の元ネタになったという部分である。武兄弟の弟武松が兄嫁の潘金蓮と姦通した西門慶とを殺して兄の仇を討つ話が中心になっている。
とにかく弟の武松は兄の武大と違って桁外れに強い。この二人を誅殺する前に、旅の途中で出会った大虎を素手で殴り殺しているほどだ。
ところで中国では人肉を喰らうシーンが出てくる。古典に限らず、辛亥革命の頃の魯迅の書いたものにさえ出てくるようだ。どうも中国には比較的近代まで食人の習慣があったのではないか。そうでなければ想像だけではこれだけ文学に登場することはないのではないかと思う。
この「水滸伝」は全10巻なので、ぜひあと7巻読破したい。 -
正直既に飽きてきた。
はじめは武松に同情したが、あっさり人を殺してしまうし
普通に人間が人間を食べているし。
西遊記の中でも、人肉を餞にした饅頭って出てたが、
それは三蔵を汚そうという妖怪の企みだったのでまだ理解できたのだが。
今殺そうとしていた癖に、相手の名前を知った途端へいこらして
殺されかかった方もいいですよ、と義兄弟の契りを結んでしまうところも理解し辛い。 -
16-3
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2007/12/04