マンフレッド (岩波文庫 赤 216-1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (121ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003221617

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  • 「ロマン主義の英雄バイロンの分身」

    所蔵情報
    https://keiai-media.opac.jp/opac/Holding_list/detail?rgtn=B19360

  • 途中から読むのが少々つらくなってしまった。トマス ブルフィンチ「ギリシア・ローマ神話」で紹介されたバイロンの詩は結構好みだったのに。トマス ブルフィンチさんの選択が良いということだろうか。

  • 出だしファウストっぽいけど途中から真逆の話になる。
    しかもあえての二次創作というか、ファウストのストーリーに納得いかなくて自分で別エンド考えてみました!という感じがする。

  • 自伝的要素のつよい戯曲。異母姉と不倫の関係にあったというバイロンそのもののように、主人公マンフレッドは双子の姉妹を愛し、そして失う。ファウストよろしく、精霊や魔王を呼び出し、彼女を生き返らせようとしたり、忘却を望んだりしながら、最後まで自我を捨てようとせず、究極の自意識過剰とともに自滅してゆくマンフレッドの姿に、バイロンは自分自身を投影していたのでしょう。やはりバイロンらしく、理屈っぽい中にも非常に美しい詩的表現がちりばめられていて、頽廃的で哲学的で難解だけれど好きな小品です。

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