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- Amazon.co.jp ・本 (397ページ)
- / ISBN・EAN: 9784003224519
感想・レビュー・書評
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若い人なら一度はハマるらしいオスカー・ワイルドの名著。この前映画のネタの一つにもなった気が。この作品といえば、若さがどうのこうの、道徳がどうのこうのの話になりがちだ。大好きだよ、私は。若さとは儚いものだとか、全ては刹那的なものだ、とか善意なんて自己満足だ、とか。しかし、私はそれよりも、心が未成熟なうちに、偏って歪んだ考え方を心に埋め込まれ、気付いたら純粋性の欠片も失ってしまった青年の悲劇、といった感じで読んだ。この中に出てくるヘンリー卿という、屁理屈といじけ理論が大好きな人を「駄目な奴だよな〜。」と笑っていたら、友人に「あんたも似たようなもんでしょうが。」と言われ、微妙にショック。す、すまん。友人達よ…(泣)。教訓:イジケても得はありません
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