ヘミングウェイ短篇集 上 (岩波文庫 赤 326-4)

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  • Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003232644

作品紹介・あらすじ

いわゆる「失われた世代」の代表格として登場し、20世紀アメリカ文学に斬新なスタイルをもたらしたヘミングウェイ(1899‐1961)。短篇小説作家としての彼の活躍時期は1920‐30年代に集中している。その数ある作品の中から、上巻には20年代に発表された「白象に似た山々」「殺し屋」など13篇を選び収める。

感想・レビュー・書評

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  • 失われた時代の創作。不敗の男が好き。
    「景気どうだ?」「まずまずだ。おめえのほうは?」「ひでぇよ」からのラストが趣深い。

  • ヘミングウェイ短篇集〈上〉
    (和書)2009年05月12日 19:50
    1987 岩波書店 ヘミングウェイ, 谷口 陸男


    予想以上にあっさりした短編でした。読後感が非常に軽い作品でした。猟ついて書いた作品はフォークナーと比べてしまいます。どちらが良いのだろうか?フォークナーの方が重厚で濃厚な感じがするけど好みの問題かもしれません。

  • ヘミングウェイによる13編の短編をまとめた本。その内のいくつかはニック・アダムズが登場するため、読む方としては登場する作品の方が入り込みやすかった。
    ただ、ヘミングウェイ独特の文章には舌を巻く。短いものだと10ページ以下の物語の中にここまで表現できるのかと。小説の面白さを見せつけられた。余分なものは描かれていない。余分な部分は全て読者が読み解けば良いからだ。物語の中で作者自身の人生観や死生観も垣間見え、より深みのある内容となっている。
    下巻を読むのが楽しみだ。

  • ヘミングウェイは、名言集もあるほどだから、きっとどの物語にも教訓が散りばめられているはず、だと思うが、一読では見つけられなかった。

    また、改めて読み直した時に、発見できるかもしれない。

  • 読みにくい

  • サウンド文学館・パルナス「二心ある大川」 朗読:岸田今日子
    ある男が大火事で何もかもが無くなった荒野で、釣りをしながらキャンプする話。

  • 2005.6上旬

    第1刷 1972.11.16

  • ヘミングウェイ短篇集上
    インディアン部落 医者と医者の妻 拳闘家 雨の中のねこ 二心ある大川 不敗の男 異国にて 白象に似た山々 殺し屋 十人のインディアン 贈り物のカナリヤ アルプス牧歌


    ヘミングウェイ短篇集下
    清潔な照明の好いところ 世の光 神よ、殿方を楽しく休ましめ給え スイスへの敬意 死者の博物誌 人は知らず 父と子 キリマンジャロの雪 フランシス・マコーマーの短い幸福な人生 密告 蝶と戦車 だれも死なない 尾根の下

  • 著者の20歳代に書かれた短編13篇。
    個々の作品自体の評価はもっと高いのだが、訳がいまいちのためこの評価。
    原書かもしくは他の訳と併せて読みたいくらい。
    (ただ第一刷が1972年と古いので、訳の読みにくさは仕方ないのかもしれない)

    ただ読んだだけでは掴み所のない作品も多い。
    ヘミングウェイのバックグラウンドを知ってから読むことで、より一層作品を楽しめるのではないかと思う。

    それでも『インディアン部落』や『不敗の男』などは、ヘミングウェイについて何も知らなくても非常に惹きつけられる。

    生と死、光と闇という相対するものが描かれ、しかしそれぞれが正反対にあるのかというと、そうではない。
    それぞれがそれぞれの延長線上にある、そのような印象を受けた。

  • 中学のときに母親からもらったお下がり本。すき。{下}もあります。

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