- Amazon.co.jp ・本 (244ページ)
- / ISBN・EAN: 9784003243848
感想・レビュー・書評
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カフカが自分で書いたイラスト、「誰かに見られると即座に捨てた」ってこれ・・・黒歴史ってやつなんじゃ・・・
これこそ燃やしてもらえよカフカ・・・詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
"メシアはやってくるだろう――もはや必要なくなったときに。到来の日より一日遅れてやってくる。最後の日ではなく、とどのつまり、いまわのきわにやってくる。"
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なんとも言えない味がある。
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「皇帝の使者」「ジャッカルとアラビア人」「ある学会報告」「ロビンソン・クルーソー」「サンチョ・パンサをめぐる真実」「アレクサンドロス大王」「新しい弁護士」「ポセイドン」「アブラハム」「メシアの到来」「こうのとり」「貂」「使者」「小さな寓話」「獣」「だだっ子」「柩」「掟の問題」「一枚の古文書」「走り過ぎる者たち」「よくある事故」「十一人の息子」「兄弟殺し」「中庭の門」「隣人」「巣穴」「最初の悩み」「ちいさな女」「断食芸人」「歌姫ヨゼフィーネ、あるいは二十日鼠族」
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購入
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扉ページの次の絵。
この人はもうずっと深刻なままでいる。
このままもう立ち直ることはない。
この人は同一人物なのか、それぞれ別人なのか、男なのか、女なのか、作者自身なのか、赤の他人なのか。ひとつのストーリーなのか。
この人は、うな垂れ、手枷で曳きたてられ、法廷に立たされ、希望を持った次の瞬間に裏切られる。
ように見える。
この絵をよく見てからカフカを読むべきかどうか判断すべきでしょう。 -
結構わかりやすいことをやっている。案外とおもしろい。けど、これって歴史的な価値?以上のものなんだろうか。カフカ以外の名義で、例えば無名の若い作家の名義で新しく出版されても評価されるんだろうか。なんて思った。表現をいじれば普通にウケるかな。孤独とか不安とか。ね。
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岩波文庫のもう1つのカフカの短編集です。
個人的には「カフカ短篇集」の方が好みですが、カフカの短編を他にも読みたいって方はこちらもどうぞです。
岩波文庫の短編集は、手頃で手軽に手にしやすい点で、おすすめです。 -
初めてのカフカ作品。寓話が元々好きだったこともあり、残酷な表現も多々見られたが楽しく読めた。けれども、どこか不安になってくるお話たち。ちょっとしたスリルや奇妙な雰囲気を漂わせるお話を求める方におススメ。
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「寓話」の題名通り、人間以外の生物が多く登場することで人間の滑稽さ、高慢さが描かれていた。夢の中のような話というか… 隠喩的な感じ?シュールだった。独り言のような文体が多く、なおさら夢日記のような雰囲気を醸し出していた。
ちょっと読むには尚早だったかなー?