マノン・レスコー (岩波文庫 赤 519-1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003251911

感想・レビュー・書評

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  • Wikiのあらすじ曰く、騎士デ・グリューは美少女マノンと出会い駆け落ちするが、彼女を愛した男たちは嫉妬や彼女の欲望から破滅していき、デ・グリューも巻き込まれて数々の罪を犯す。彼女はアメリカへ追放処分となり・・・。
    聖職者だった、アベ・プレヴォの自叙伝的作品らしい。

    大学時代の一般教養で、倫理学の先生のテキストや抗議で、よくアベ・プレヴォの名や「マノン・レスコー」という作品名を耳にしたのが、読んでみたきっかけ。

    う〜ん、ところどころあらすじはおぼえているものの、なんともうる覚え・・・。

  • チベルジュからは友情を超越した何かを感じる。

  • 筆者は、18世紀フランスの小説家アベ・プレヴォ 彼の言葉に「パンに不自由しながら、人は恋を語れるでしょうか」がある

  • シュヴァリエ(騎士)・グリューという家柄も才能も申し分のない青年が、マノン・レスコーという一人の浮気な女に夢中になって、どん底の不幸の中の一抹の幸せを追い求めて人生を棒に振る。
    好きになった女性にはいつまでもお姫様でいてほしいというのは、多くの男性の心のどこかに潜む気持ちではないだろうか。この願望を追い求めることは不可避的に不幸である。しかし、同時にそれだけの不幸を埋め合わせてしまうほどに幸せなことでもある。こんな浮気な女を見事に魅力的に仕立て上げているから、この作品は面白い。

  • マンガから入りました。シュヴァリエ・デ・グリューがようやく十七歳になった時,マノンという美しい少女に会う.彼が犯した幾多の怖ろしい行為はただこの恋人の愛を捉えていたいがために他ならなかった.

  • 小説「椿姫」でアルマンがマルグリッドに贈ったとされる本がこれ。

    マルグリッド・ゴーティエには結構共感できましたが、正直マノンにはついていけませんでした。魔性の女です。本人に自覚がなさそうな点ピュアといえばそうなのかも。ピュアと言っても牢獄に入れられましたが。

    でも男の人はこういう女性に惚れずにはいられないのでしょうね。
    実際何度だまされてもグリューは狂おしいほどにマノンを愛し続けました。

    これほどまでに男性を狂わせる魅力(魔力?)があれば私の人生もさぞ
    変わってたことでしょう。

  • 最後の展開が救いだったような、グダグダだったような。

  • ホントね、狂ってます。でもその狂気が何となく分かっちゃうんだよなー。だからこそマノンの魅力に女の私でも参りそうになるのかも。でも私がマノンならやっぱり最後は悲しい。シュヴァリエはどうなって行くのかその後が激しく知りたい一冊。

  • 椿姫が作中で「こんな女にはなるなよ」という意味を込めて彼氏からプレゼントされた本。他の本にも登場したのでだいぶ古い本なんだなーと思って興味が湧いたから読んでみた。高一の秋。

  • 美徳と悪徳、恋の激情と理性の激しい葛藤の中で怒涛のごとく破滅<br>
    へと突き進み、最後、追放された先の開拓時代のアメリカで、すべてを<br>
    失って愛だけが残るさまは圧巻。<br>
    視覚的イメージを呼び起こす部分が多く、<br>
    繰り返し舞台化されるのもよくわかります。

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