ナジャ (岩波文庫 赤 590-2)

  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (340ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003259023

感想・レビュー・書評

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  • 精神を病んだナジャ。
     
    救うことのできない、アンドレ。
     
    切ない二人の物語。

  • 純粋で現世のどんな束縛からも自由で生活に囚われず、何時も霊感を受け霊感を与えながら、街路という自分にとって価値のある体験の場にいる事を好み、何か大きな妄想に身を投じている全ての人間の問いかけに応じる事の出来る妖精の様な女、ナジャ。人生の時間を作品の時間と連続させる書物、実名を要求しいつでも扉の様に開いたままの、「鍵を探さないですむ」書物を要求し、そういった書物にしか興味を持たないと断言するブルトン。精神病院が狂人を作る、と、精神病院と医師を痛烈に告発するが、現実と超現実が連続している様に、非-狂気(正気)と狂気の間に境界はないと考えたブルトンに同感。

  • 634夜

  •  シュール・レアリズムに憧れて読んだ一冊。内容的にあまりピンと来なかったが、ナジャという少女だけが一人歩きしてしまった・・・遠い昔。
     時を置いて、また読む必要があろう。

  • ブルトンは特に好きではないけれど、これはいい。

  •  変な人と行動をともにした知識人の物語。訳註が多かったので訳註は飛ばしまくった。
     2008.12.11-11.

  • 僕には高尚すぎてよくわからなかった。

  • 言わずと知れたシュールレアリズムのバイブル

  • ・せっかくなので学生の時に専門だったフランス文学を勧めてみます。
    ・1928年に書かれたイケメン・シュルレアリストの自伝的小説です。
    ・中身は完全に意味不明です。
    ・ただ文章と挿絵が非常に綺麗です。
     挿絵は、実際に小説に出てくるナジャという女性が書いたものです。
    ・「私は何者か?」で始まり、
     「美は痙攣的なものであるにちがいなく、さもなくば存在さえしない」
     という有名なフレーズでで終わります。
    ・こんな綺麗な本を大人の男性にプレゼントされたら、
     私はコロっといきますね。(プレゼントにもどうぞ♪)

  • 真面目で「率直」なブルトンのかわゆさ。かれはかっこよくはないけどいとおしい。

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著者プロフィール

1896-1966年。フランスの文学者で、シュルレアリスムを創始した。1924年に『シュルレアリスム宣言』を刊行、自動記述などの表現方法を重視した。他に著作として『ナジャ』『黒いユーモア選集』など。

「2017年 『魔術的芸術 普及版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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