ティラン・ロ・ブラン 2 (岩波文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (512ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003273821

作品紹介・あらすじ

ロードス島の勝利により武名が地中海全域に知れ渡ったティランのもとに、スルタンとグラン・トゥルクの軍勢に脅かされているギリシャ帝国皇帝から救援の依頼がとどく。帝都に到着したティランは王女カルマジーナのあまりの美しさに一目惚れし…。

感想・レビュー・書評

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  • 1巻はこちら。
    https://booklog.jp/users/junsuido/archives/1/4003273818

    戦争戦争が繰り広げられて力が物を言う世界ではあるが、戦乱の世の中で生き残るためには口で相手を説得できることも大事なようだ。一人のセリフが、相手への賛辞を並べ、比喩を使い、故事を例えに出してと数ページに及ぶ。相手への呼びかけは「我が主人にして兄弟のような〇〇よ」みたいな感じで登場人物たちがとにかく雄弁熱弁を振るう振るう。

    ❐ティランくん、ギリシャ帝国に招かれる
    イングランド王の開催した一年間に及ぶ武術大会で「最高の騎士」に任じられ、イングランド王の創った「ガーター騎士団」に選ばれ、モーロ人とジェノバ人に攻撃されるロードス島の聖ヨハネ騎士団に助太刀して大勝利を収めた。ティランの名前は騎士として最高級に達していた。
    そこでモーロ人に攻め込まれていたギリシャ帝国のコンスタンチノープル皇帝は、ティランに援軍を要請し、ティランは従弟で腹心のディアフェブス、朋友のリカールと共にギリシャ帝国に旅立った。
    大歓迎した皇帝はティランを帝国の軍と司法を統率する減衰に任命する。ティランは最初は「自分は現場で戦う人間であり、軍略に詳しいわけじゃないんですよ。自分よりもっとふさわしい人を差し置いて引き受けるわけにはいきません」と遠慮するが、皇帝たっての願いで受任した。
     そうなんですよね、確かにティランは喧嘩…じゃなくて決闘が強いし弁もたつし人気もあるしというのは書かれてきていた。しかし個人での強さと軍の意思決定者として現場から離れたところで何百人規模の作戦・司令を出せるものなのかとは思った。まあこの時代いきなり「任命したからやれ」であって、合う合わない言ってる場合じゃないんだろう。

    ❐恋におちたティランくん
    コンスタンチノープル皇帝の娘でギリシャ帝国の後継者であるカルマジーナ王女(のちに「皇女」)と対面したティランは、王女の眼差しと美貌と<はだけた胸元から見える天国の水晶のリンゴのような両乳房>に夢中になり、生涯逃れることはできなくなったのだ…、…、…、
     …ふーん、そうなのか。騎士道としてお約束の想い姫システムや恋愛を書いていくのね。
    そしてディアブロスが、1巻でティランがシチリア王女とフランス王子をくっつけたようにティランとカルマジーナ王女の橋渡し役になる。

    さて、以前読んだ本で「武士は見掛けの美しさを気にするが、騎士はアンバランスさを気にしない。騎士は鎧甲に女性からの贈り物を飾ることにより変な見た目になってもそれを格好いいとしている」と書いてあった。
    ティランもカルマジーナ皇女の脱ぎたての肌着を自分の鎧の上に付けて「最高の帷子」として戦地に向かう。現代感覚からすると相当珍妙な装いなんだが、当時はこのように「自分にはこんな素晴らしい女性がついているんだぜ」と見せるのが格好良かったんですねえ。

    ❐宮廷恋愛事情
    カルマジーナ皇女の傍らには、乳母のピウダ・ラプザダと、侍女のアスタファニアがいる。
    アスタファニアは、コンスタンチノープル皇帝の親族でもあるマケドニア公爵の一族で、公爵相続権も持っている。彼女は「私達宮廷の女は殿方と踊ったり恋をしたりするのが仕事のようなもの。慕われたり求愛されるのは誇ること。恋愛には何種類かあるからうまくやりましょう☆」と言って、この後恋愛場面で色々活躍するし、自分自身もディアブロスとの恋愛を勧めていく。…んだけどさ、「アスタファニアは現在14歳になったところ」って書かれてるんだよ、えええー宮廷女性は14歳でこんなに恋愛駆け引きや性的なことに詳しくなっているのか…。

    さて、2巻ではティランとカルマジーナ王女、ディアフェブスとアスタファニアの二組のカップルの恋愛駆け引きが書かれる。この二組で寝室で密会してそれぞれいちゃつき始める。
    ティランはカルマジーナ王女に「こんなに愛しているのに眼差しさえくださらないんですか、今すぐあなたのすべてを私にくださらないのなら死んだほうが良いです(৹˃ᗝ˂৹)°·๐」と直球勝負。しかしカルマジーナ王女もティランに愛を告げながらもなかなかモノにはならない。
    アスタファニアはディアフェブスを夫にすると証文を渡し、ティランとカルマジーナ王女を証人として、二人の目の前で寝台での行為により秘密の婚礼、要するに性行為を…、…、…、読者としては「アスタファニアは現在14歳」が頭をよぎるんだが(^^;;) 

    ❐正義、強さ、恋愛事情で感じたこと。
    騎士たちはすぐに決闘して殺し合う。「決闘は、我が主が奇跡を起こされる場だ。正義がある方が勝つ。自分が正しいという完全な確信を持たなければ決闘に応じるべきではない」(P260より意訳)ということだ。男同士で言い分が違ったら決闘で勝負をつけるし、女性が裁判にかけられたら彼女の代わりに戦う騎士が名乗り出る。(騎士が勝てば無罪、負ければ死刑)
    しかし負けたからといってもすべてを失うわけではない。勝利は神からの賜り物で、今回の敗北は自分の罪深さを反省するチャンスを下さったのであり、今後は自分が勝つかもしれない。(P493意訳)

    日常生活がそうなんだから戦争になればもっと厳しい。略奪虐殺謀略暴行当たり前。負ければ王でも物乞いになるか処刑されるし、王妃や王女は慰み物にされたり奴隷にされたりするし、兵士は奴隷として売り飛ばされ、民衆は奴隷や慰み者として連れ去られる。
    戦争で勝つということも「正しい方に神が味方する」という考えなので、勝った方は負けた方に「お前たちが間違ったことをするから負けたんだ」と告げるし、負けた方は「我らの間違った行いにより敗戦となったので、大人しく賠償金を払います」となる。

    男たちが力で戦い勝ったほうが正義だって言うなら、女性は自分のために戦う騎士が必要になり、恋愛駆け引きに長けるようになるんですね。
    カルマジーナ皇女に向かって、侍女のプラエール・ダ・マ・ビダは「今は危急存亡の戦時中。騎士の好意を引き止めて置くために口づけくらいしてあげなさいよ。フランス人(ティランやディアフェブス)にとって口づけなんてたいしたことないんだから。戦時中だったら騎士にスカートの中に手を入れられたって許さなきゃ。貞淑は平和なときに守ればいいんですよ。恋愛駆け引きは戦時の武器です」(P238意訳)と説く。
    アスタファニアが14歳ってことは、カルマジーナ皇女もプラエールちゃんも14歳前後か、宮廷娘の処世術すごいなー。

    ほかにも女性としての名声のあげ方として、ディベートが強いというのもあるようだ。今回もカルマジーナ皇女と母である皇后がディベートしてそれを皇帝が判定する(結果は両方ともご褒美を頂いたが)という「遊び」が行われている。

    ❐誰が誰と戦っているんだ
    2巻後半はものすごい大戦争になるんだが、単純にキリスト教徒対イスラム教徒(モーロ人)ではないのでややこしい。
    ●ギリシャ帝国に攻め込んできた軍
     トルコのスルタン率いるモーロ人。
     エジプト王、アジア王(アジアのどこだ!)、カパドキア王、アルメニア王の部族。
     キリスト教徒のジェノバ人、イタリア人、ロンバルディア人など。(この書物が書かれた時代に起きたナポリの王位継承争いで、作者の敵に回った貴族家らしい)
    ●ギリシャ帝国側
     ギリシャの軍隊。
     ティランの連れてきた兵士。
     援軍に来たロードス島騎士団聖ヨハネ騎士団。
     援軍に来たシチリア王の軍隊。

    そのなかでも思惑のある人物がいる。
    ●ギリシャ帝国の最高位貴族だが、ティランを排斥しようとするマケドニア公爵
    ●モーロ人だが、ティランからも信頼を得た賢者アダブラー。両方の軍にアドバイスしたり、使者になったりする。

    ❐戦争の行方
    2巻後半は激しい戦闘が続く。エジプト王との陸での戦い、王たちによる大艦隊との海戦、そして味方のはずのマケドニア公爵が足を引っ張ってくる。文章ではサラッと書かれるが、あまりにも被害が甚大なのである…。
    まあ主人公ティランくんは無敵なので、最後はギリシャ帝国圧勝します。

    ❐ティランくんの仲間たち
    ●ディアフェブスは、マケドニア女公爵を相続したアスタファニアと秘密の結婚(証文と、性行為)して夫となった。皇帝からは「大将」の位も得たし、イケイケ状態です。
    ●騎士リカールがトルコとの戦闘中に戦死していたらしい。1巻のロードス島で「初対面ではティランと決闘騒ぎを起こしたが、生涯の親友になった」ように書かれていたのに、短い友情だったな。
    ●マルバイーという城主が、息子のイポリトゥスをティランに預けた。騎士による師匠、弟子制度みたいなものね。
    ●イポリトという若い騎士も出てきた。名前がややこしい。カルマジーナ皇女の侍女、プラエール・ダ・マ・ビダは、このイポリトに想いを寄せることにしたらしい。
    ●ティランの従弟、ブランシュ子爵アメーが到着した。

  • 2巻はまるごとギリシャ遠征。なんとここでティラン君、ギリシャの皇女カルマジーナに一目惚れ。1巻末では落ちこぼれフランス王子のファリップ君(アホ可愛い)とシチリア王女の恋路に余計なおせっかいを焼いて王女にウザがられていたティラン君ですが(ドタバタラブコメみたいで楽しかったけど)、いざ自分のこととなるとどうしてよいものやらわからず、1巻からずっと一緒のマブダチで従弟の有能なディアフェブス君に助けてもらったりしつつ、なんやかんやで基本は両想い。

    このディアフェブス君は皇女様の侍女のアスタファニアちゃんと良い仲になり、二組のカップルがお互いに協力しあって恋愛成就させようとするおロマンスの部分が、騎士としての戦闘部分より個人的には楽しかった。騎士としてのティラン君は完全無欠の聖人君子、そして無敵すぎて逆に面白みがないんだよなあ。

    しかし戦に出陣する前に何でも望みのものを、と言われて「肌着」をくれというティラン君にはビックリだし、しかも脱がせたいとか、こら!(笑)慎み深い皇女様はさすがに脱がせてはくれませんでしたが、新しい下着に着替えて手ずからティラン君にプレゼント。ティラン君はそれを鎧の上から着用して出陣。いったい当時のギリシャの「肌着」がどのような形態のものだったのか謎すぎる件。現代人、安直にブラジャー的なもの想像してしまい、鎧の上からブラジャー着けた変態騎士の姿を思い浮かべて失笑。実際は日本でいうなら昔の肌襦袢的な、羽織れるタイプのものだろうとは思うけど・・・。そもそもこのお姫様、登場したときから暑くて胸元はだけてておっぱいぽろーん状態だったため、ティラン君はその「水晶のリンゴ」のようなおっぱいから目が離せないという描写があっただけに、下着とか存在してるのも意外なくらいだ(笑)

    あとティラン君たちはフランス人なので(?)やたらと女性陣にチューさせろチューさせろと迫るのですが(※ちなみに騎士たちは男同士でも親愛の情から「口に接吻」の場面が数回ありました)、ギリシャの女性側は結婚もしてないのにチューなんてハレンチな!みたいな対応で、最初は温度差あるのだけど、ある侍女が「戦争中にそんな悠長なことゆうてたらあきまへんで。減るもんちゃうしチューぐらいさせたりなはれ。なんやったらスカートまくって手つっこまれても文句いうたらあかん(※意訳)」とアドバイス。途端にアスタファニアのほうはチューのみか「上半身だけなら自由に触って良し」になっちゃうのも笑えました。そうと決まれば人前でおっぱい揉まれても怒らないという謎のモラル(苦笑)

    全体的に恋愛パートでは意外にもエロティック(?)な描写も多くて、ちょっと驚いています。皇女様のスカートの中に手をつっこもうとして拒まれたティラン君が、じゃあせめて足でなんとか!と片足を突っ込んだところ爪先だけ触れた(どこにとは言わない)、嬉しいからそのときの靴下ずっと履いてるもんね、みたいなくだりとか(笑)でもそうやってさんざん際どいことはしておきながらも、皇女様は絶対に最後の一線は越えさせないんですよ。なんせ敬虔なカトリックですから。それに対して「頼むから一発やらして」と手を変え品を変え口説きまくるティラン君には、同情する反面、しつこすぎるのでちょっとウザイ。高潔な騎士としてはあまりカッコよろしくないぞ。

    とはいえちゃんとイスラム教徒とは戦って勝利しているので、騎士たちも四六時中エロいことばっかり考えてるわけではない。143章の、敵ながら賢者であるアブダラー・ソロモンの助言は、政治家その他すべての役立たずな指導者に聞かせてやりたい内容。

    • yamaitsuさん
      mkt99さん、こんにちは!

      個人的には、ブラジャーにしてもパンティーにしても、鎧の下に着ければいいのに、なぜ鎧の上にするのかなあとい...
      mkt99さん、こんにちは!

      個人的には、ブラジャーにしてもパンティーにしても、鎧の下に着ければいいのに、なぜ鎧の上にするのかなあというのが謎でした(笑)見せたいんですかね、やっぱり。

      どうも読んでいる限りでは、中世の騎士とは、むっつりスケベよりはオープンなエロのほうが男らしいとされていたような印象です(笑)
      2017/01/17
    • 淳水堂さん
      yamaitsuさんこんにちは!
      (こちらにもmkt99さんさんがいる!)

      yamaitsuさんレビューのところ、私も突っ込みまくり...
      yamaitsuさんこんにちは!
      (こちらにもmkt99さんさんがいる!)

      yamaitsuさんレビューのところ、私も突っ込みまくりでした(つ∀≦。)・゚。
      鎧の上に着られる肌着ってことで、キャミソールみたいなもんを想像したんですが、たしかに肌襦袢だったら前が開いていてリボンとかで止めればいいから着用できますね!(←するな/笑)

      このときティランやディアフェブスは20歳くらいでしょうかね?(1巻初登場で若造だったので16歳くらいと推測)恋愛不慣れで兄を亡くして皇女になっちゃったばかりの14歳の女の子からしたら外国人傭兵に「ヤらせてヤらせて」といわれたって、そりゃー一「繋ぎ止めておかなければいけないけど死ぬかもしれないし捨てられるかもしれないし」は考えるだろう^^;
      2023/09/13
    • yamaitsuさん
      淳水堂さん、こんばんは!(^^)!

      もー騎士道ってツッコミどころ多すぎですよね(笑)ほんと鎧の上に女性の下着を着る文化がなぜ当たり前だ...
      淳水堂さん、こんばんは!(^^)!

      もー騎士道ってツッコミどころ多すぎですよね(笑)ほんと鎧の上に女性の下着を着る文化がなぜ当たり前だったのか…実際どんな感じだったのか実写で見てみたいですねえ、映画とかならそういう描写あるかしら?(笑)

      mkt99さんすっかり更新されなくなりましたがブクログ内だけのおつきあいとはいえおなじみの方に会えないと寂しいですよね。円軌道さんとかも、どうされてるのかしら…(余談でした)
      2023/09/13
  • 騎士として名を馳せたティランは帰国後、シチリア島、ロードス島に侵略してきた異民族との戦闘に向かう。騎士は託された戦いは受けなければならないという。
    相手はイスラム教民族。時代的には十字軍が活躍していた頃でしょうか。

    「名誉と財産と命。騎士が大切にしなければならない3つのこと」と、語る。”正義”があるから、勝利できるという、キリスト教的理想が罷り通った時代。こうして、騎士が名誉の名の元で使い捨てられていったのかもしれない。

    古代ローマ帝国がカルタゴとの戦いの後の衰退したことは、「カルタゴの脅威がなくなって、ローマ中が快楽と怠惰に毒された」結果と語る。繁栄の絶頂での振舞いがいかに大変で難しいか、語る。「自らの悪徳や快楽と向き合うことは無理」と説く。あたかも、ティランの物語を語りながら、当時の騎士道・生き方を説いているようです。

    そして、戦いには”知恵”が必要と説く。「知恵は神と自然が人間に与え給うた最高の贈り物」である、と。物語によって、歴史や考えを伝えていく姿がみえる。

  • 騎士ティランの冒険は、ロードス島攻防戦ののちギリシャ帝国を舞台にトルコとの戦いに移る。コンスタンティノープル、そしてギリシャ帝国版図の解放のために戦うティラン。そして、ギリシャ皇女と運命の恋に落ちるのであった。
     恋は騎士道物語に欠かせない要素であり、募る恋情、でも告白さえもできないという機微を楽しむものであるが、あまりにも欲望に忠実すぎやしませんかね、ティラン君。
     -皇女から戦に集中しろと言われているのにキスやらその先やらを求めて駄々をこねる。
     -夜中に部屋に忍び込み、下半身は押しとどめられるが上半身は好きにする。
     -その傍らで初めての一義に及ぶ別カップル。しかも女性側の訴えが生々しい。
    もっとすごいこともしているが…
    騎士道物語時代が成立時点ですでにファンタジーとして受け入れられていたとはいえ、この生々しさは当時の読者が持てめていたものなのか、それとも成立した土地柄によるものなのかはちょっと興味深い。
     なお、ジェノバ人に代表されるイタリア系の人々がトルコ側について裏切り者として描かれることを考えると、当時のスペインとイタリアの関係が良くわかる。

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