- Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
- / ISBN・EAN: 9784003320419
感想・レビュー・書評
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人の道についてズバっと説く本書は、小気味よく、何度でも味わいたい名著。
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古典的名著です。
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論語に引き続き再読。
孔子が穏やかに道を説くのに対し、
「結果が出ないのは方法が間違っているからだ」
「王道政治を行えば必ず民衆は付いてくる」
「出来ないのではなくやらないのだ」
と、孟子は鋭く熱弁を振るう。
一歩間違えば精神論になってしまうが、
徳川家康の「堪忍」と吉田松陰の「狂」の
バックボーンとなったのはこの書である。
こういう時代だからこそ孟子を信じよう。 -
戦国時代の中国、百家争鳴の乱世に生き、孔子の教えを軸にしつつも独自の思想を展開した孟子(前372‐前289)の言行録。孟子は、人が天から与えられた本性は善であるという信念に立って、天から万人に等しく与えられたこの本性を全面的に開花させるための実践倫理を示そうとした。原文を短く区切って掲げ、訓読文・現代語訳・校注を付す。
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早く下巻も読まないとなぁ・・・。
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論語よりも具体的な行動に関して書いてあるので、ワンフレーズでこうこうというような感じではない。ただ、立場的に理解しにくいところがあるので原文の大切さはあっても、誰かが現代版に解釈したのを読んだ方がいいかも・・・
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口語訳が秀逸である。
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性善説の孟子、性悪説の荀子と中高生は習いますがそれだけで終わってはもったいないですね。論語に比べて孟子や荀子は話も具体的で面白いと思います。
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孟子はやや堅苦しいイメージがありますが、急がずじっくり味わって自分なりに(勝手に)解釈してみると面白いと思います。ある程度の経験値や人生における疑問や衝突が多くあった方がより深まるかもしれません。 -
性善説。君主のあり方。
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ご存知、性善論の孟子の思想や行ったことについてまとめられた本。
比喩を使うのがうまい人だったといい、話の中にはさまざまな比喩が出てくる。ところがその比喩のせいで余計に話がわからなくなったりもする・・・が、全体的にわかりやすい。
儒学が廃れた時代にあって、孔子の教えを尊び広めようとした人だけあり、孔子の思想を大きく引いている。孟子より先に、「論語」を読んでおくとなおさら理解が深まる。