ニコライの日記(下)――ロシア人宣教師が生きた明治日本 (岩波文庫)
- 岩波書店 (2011年12月17日発売)
本棚登録 : 38人
感想 : 2件
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
- / ISBN・EAN: 9784003349335
作品紹介・あらすじ
「わたしはロシアに仕える者ではない。キリストに仕える者だ。」ついに日露開戦、ニコライは周囲の反対をおして日本に残ると決意する-全国の信徒たち、ロシア人捕虜たちのために。愛情と理想をもって激動の明治を日本人とともに生きた魂の記録。
感想・レビュー・書評
-
東方教会の大主教ニコライの日本での宣教活動をめぐっての日記です。明治の日本の様子が、ロシアの目で語られます。三陸地震の悲惨も震災を思い出しました。圧巻は下巻にある日露戦争についてです。戦争になっても日本にとどまる決意も信仰の強さを感じました。また、トルストイなどと同時代で、時々批評も出てきておもしろいです。
詳細をみるコメント0件をすべて表示
全2件中 1 - 2件を表示