- Amazon.co.jp ・本 (195ページ)
- / ISBN・EAN: 9784003362518
感想・レビュー・書評
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ちょっと読みにくい
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カント自身によるカント道徳論の入門であると言ってもよい。論述は短く、理路は明確である。カントの理性への全き信頼に基づいた理想的道徳論は、今日においても一つの有効な教えとなりうるし、一つのドイツ観念論の結実としてしばしば参照されるのである。
充実した注が、他の文献への導入ともなり親切である。 -
まだなんとか理解できた
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今まで自分は道徳とは、人間が互いによりよく生きるための、欲望の最大多数の最大幸福のためだとおもいましたが、この本は真逆のことを主張しています。自分の意思の格率が道徳の普遍的法則となるように行動せよ。そのとき意思は経験的な感情から解放され自由になるといったようなことをカントはのべていました。よくよく自分を振り返ってみると、自分が自由を主張するとき、そこには大抵欲望が隠れていたとおもいます。自由とはなにかという自分なりの問題提起にカントは刺激を与えてくれたと思います。本御所である実践理性批判も読んでみたいというきもちになりました。
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かなり難解。さすがカント…。取り敢えず、ここに書いてあることを実践するのは、わたしには確実に不可能ですな。
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ただの形而上学患者ではありません
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私の道徳観を決定付けた一冊。
すべしと欲すがイコールになるような善を求めてやみません。