精神分析入門講義(下) (岩波文庫 青642-2)

  • 岩波書店
4.50
  • (1)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 60
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003364239

作品紹介・あらすじ

精神分析の概要を体系的に語る、フロイトの代表的著作。下巻には第三部「神経症総論」を収録する。精神医学との相違に始まり、「無意識」の存在と働きを前提に、幼児期の性、抵抗と抑圧の機制、リビード理論など、分析療法の根底にある思考を丁寧にたどり、そこから見えてくる人間精神の新しい姿を伝える。(全二冊)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  •  講義録なだけに読みやすいだけではなく、自身の見解や考え方への批判に対して、断りを述べながら説明していく口調はある意味ほほえましい。訳もわかりやすい。フロイトの精神分析論全体が網羅されていないので、やや、中途半端な感じもするが、必読であることは間違いない。下巻には充実した索引も掲載されていて、読書の助けになる。

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

Sigmund Freud 一八五六―一九三九年。オーストリアの精神科医、精神分析の創始者。モラビア地方の小都市フライベルク(現・チェコのプシーボル)にユダヤ商人の長男として生まれる。幼いときにウィーンに移住、一八七四年ウィーン大学に入り、八一年医学の学位をとる。開業医としてヒステリー患者の治療を模索するなかで、従来の催眠術と決別する精神分析療法を確立。二十世紀思想に決定的ともいえる影響を与えた。

「2019年 『精神分析学入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

フロイトの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×