翻訳語成立事情 (岩波新書 黄版 189)

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  • Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004201892

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  • 社会、個人、権利、自由、自然・・。近代日本が、どのように西欧文明を受容していったか、翻訳語という概念からせまる。
    歴史、言語、日本など、多様な観点から読める一冊。

  •  学生時代に読んだ本だが、手元から失せてしまい、引用したいと思ったときに手元になかった。たまたま思い出し、書棚にあったので購入。明治の日本が西洋文明をうまく取り入れることができた理由に「翻訳」の役割が見逃せないと加藤周一は言っていた。明治日本が西洋から翻訳した諸概念を考える好著。後に丸山眞男、加藤周一もかいているが。

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著者プロフィール

1928年東京市生。東京大学教養学部教養学科卒。元桃山学院大学教授。著書に『翻訳語の論理』『文体の論理』『翻訳とはなにか』『翻訳文化を考える』『日本語をどう書くか』『秘の思想』『近代日本語の思想』『未知との出会い』『日本の翻訳論─アンソロジーと解題』(共編著)(以上、法政大学出版局)、『翻訳の思想』(ちくま学芸文庫)、『比較日本語論』『翻訳学問批判』(日本翻訳家養成センター)、『翻訳語成立事情』(岩波新書)、『現代日本語の発見』(てらこや出版)、『「ゴッド」は神か上帝か』(岩波現代文庫)、『一語の辞典─文化』『一語の辞典─愛』(三省堂)、『翻訳語を読む』(丸山学芸図書)ほかがある。

「2017年 『近代日本語の思想〈新装版〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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