イワナの謎を追う (岩波新書 黄版 272)

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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004202721

感想・レビュー・書評

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  • 父から託された本をまた一冊読み終わった。
    北海道におけるイワナとオショロコマ、及びサケ科近縁種がどのように分布し、なぜその分布になったかの考察を記した書。
    結論に至る終盤の追い込みが、読んでいるだけでも胸躍る。読み応え充分でした。
    現在の状況も気になるので、文献を当たってみようと思う。

  • [ 内容 ]
    ヤマメと並ぶ渓流の王者、イワナ。
    この「幻の魚」の生物としての位置については、これまで長いあいだ激しい論争が続いてきたが、著者は北海道の山野に彼らを追い、その分布や生活史を明らかにして、ついにその実像をつきとめた。
    大自然の中での孤独な苦闘と興味深い発見を語り、魚たちがくりひろげる野性のドラマへと読者をいざなう。

    [ 目次 ]


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著者プロフィール

北海道大学名誉教授。専攻は動物生態学、森林科学。1934年、長野県諏訪市生まれ。北海道大学農学部卒業後、高校教員を経て、同大学院修了(イワナの研究で農学博士)。1973年から23年間、北大苫小牧地方演習林長。同演習林の森林を総合的自然研究の拠点とするとともに、市民と自然の交流の場として開放。著書に『イワナの謎を追う』『森林と人間』『自然は誰のものか』など。

「2022年 『たぬきの冬 北の森に生きる動物たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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