- Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004203827
感想・レビュー・書評
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新版として赤版が出てますが、こっちの黄版のほうが回想的なものとかがないので事実を追いやすいみたい。「パレスチナ」とは何であったのか。現場の視点は重いけれども、そんな真っ直ぐな問いにふさわしい本だと思う。文章が読みやすい。
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【由来】
・北大前古本屋
【期待したもの】
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【要約】
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【ノート】
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●アウシュビッツでのユダヤ人の悲劇からは想像もつかないほどに、パレスチナの人々に対しての残虐非道ぶりを発揮するイスラエルの姿が描かれている。
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学生の頃イラン・イラク戦争のニュースを見て、なんとなく中東が気になり、9.11で「これは真実を知らないと地球人としてまずい!」と思っていたところで10年ほど前に本書を古本屋で見つけた。
ページを開くと、どうも先に進まない。文章は悪くないのだが、聞きなれない地名などの固有名詞が大量に出てくるので、目で追っていると頭がぼぉ~っとする。時系列も頭に入ってこない。
「だめだこりゃ」と10ページ程度で断念。
その後、記憶では1回チャレンジしたがやはり10ページ。。。
そして今回、三度目の正直と気合を入れて表紙をめくった。「こんどこそ、こんどこそはぁ!」で30ページまで突進。しかし、以降スピードダウン。40ページで諦めムード。。。
でも、ちょうど「なんで中東はいつももめているのか?」ということが分かってきたので、どうしても本書の全体像が知りたい。
なのになぜ読めないのか?
どうやら、前半に大量&連続する組織名と人名が覚えられないかららしい。
と、いうことで後半2分の1から再スタートすることにした。
したがって全体の60%強しか読んでいないうえでの感想。
・問題がスタートしたのは何千年も前と思っていたのに、実は20世紀に入ってからでじゃん。
・やはり、諸悪の根源は欧米(植民地主義)じゃん。
・その結果、一部の中東の人たちが置かれている立場は理不尽極まりない。「もし自分がその立場だったら」と想像すると吐きそうになる。
現在、アメリカもヨーロッパも移民のことで大変だけど、やはり、やっぱり自業自得なんだなぁ、という理解となりました。
とはいえ、本書は80年代後半に書かれたものなので、最新の偏らない情報が分かる本を読んでみたい。 -
イスラエルの低所得者層はアラブから来たユダヤ人。
ユダヤ人が迫害されたのはキリスト教世界の中であって、その他の世界のユダヤ人はほとんど迫害を経験していない。イスラエルのパレスチナ人はヘブライ語を勉強するが、ユダヤ人はアラビア語を学校で教わらない。 -
(1987.11.22読了)(1987.09.23購入)
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4004203821 228p 1993・11・5 21刷
◎「パレスチナ」ということに今まで読んだ他書より詳しくしかも深く切り込んでいる。パレスチナ(国・人)側の苦しい立場はどうにかならないだろうか。理不尽すぎて正直言って悔しい。目を覆うばかりの仕打ちなんか読むのやめたくなった。読んだ後の今の状態(死を考えることの無い日本での生活)と著書の内容とのあまりにもかけ離れた差に立ちくらみを感じた。