- Amazon.co.jp ・本 (198ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004303954
感想・レビュー・書評
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300円購入2011-10-06
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戦後日本の科学技術史を、「起」(1950年代まで)「承」(1960年代)「転」(1970年代)「結」(1980年代以降)の4つの時期に区分して、解説しています。
連合国の占領下で戦後の科学技術の再スタートをおこなった日本は、朝鮮戦争の軍需を契機に新たな発展を迎え、その後国の主導のもとで民需に基づく高度成長の波に乗ります。しかし、学生運動による研究機関としての大学の問いなおしや環境問題、オイル・ショックなどの危機に襲われ、その後の日本は産業界の空洞化や国際的な研究協力などの新しい問題に直面することになります。
科学史と大学史の2つの分野にまたがる歴史が手際よく整理されており、興味深く読むことができました。 -
[ 内容 ]
日本の敗戦は科学技術者たちに虚脱感をもたらすと同時に世界の第一線への窓を開け放った。
そして占領下での民主主義的科学育成の夢が挫折した後、ひたすら市場向けに徹して発展してきた日本の科学技術は、高度成長、石油ショックなどを経て、冷戦後の現在どこに行こうとしているのか。
新資料をおり込み、この半世紀を物語りつつ今後を展望。
[ 目次 ]
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4004303958 198p 1995・6・20 1刷