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- Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004305125
作品紹介・あらすじ
幕末の蘭学者、高野長英は、「蛮社の獄」で渡辺崋山とともに罪に問われ、脱獄そして自刃という数奇な運命をたどった先覚者として知られる。しかし、長英は何より学問の人であった。著者は、長英の軌跡をたんねんに検証し、強烈な自我を貫きつつ、新たな学問を切り開いた長英の人間像をみごとに浮かび上がらせる。最新最良の評伝。
感想・レビュー・書評
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高野長英についての手軽な評伝。著者の言う通り、長英の厚かましさは本当にすごくて、なんと言うか恐れ入りますといった感じ。確かに頭はよくて語学は抜群にできたらしいが、酒と女がすきで身持ちをくずしがちなど憎めない。渡辺崋山と比較すると崋山の潔さ、かなりかっこよく書かれていて、著者は崋山びいきではとおもわせるものの、長英の執念というか放火脱獄してまで生き延びるところ、そこをえがききることが眼目ではないか。
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生まれてくるのが早すぎたが故に非業の死を遂げたのか、逆に歴史に名を残すことができたのか。
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この本を読み、四国旅行(宇和島へ)を決心した。
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