医の現在 (岩波新書 新赤版 607)

制作 : 高久 史麿 

• 岩波書店 (1999年3月19日発売)

感想・レビュー・書評

[別府さんの感想 · 2020年7月19日]

高久史麿 編
定価：本体820円＋税
通し番号：新赤版　607
刊行日：1999/03/19
ISBN：9784004306078
版型：新書 並製 カバー
頁数：228
在庫僅少

医学は近年飛躍的に発展し，いまや遺伝子レベルの治療さえ行われるようになった．その一方で，新たな医療倫理の確立や地域医療，経済・経営の問題など，取り組むべき課題は多い．医学・医療の現段階はどうなっているのか．創立100年を迎える医学会が，総力をあげて課題の提示と分析にいどむ．
〈https://www.iwanami.co.jp/smp/book/b268426.html〉

【メモランダム】
　日本医学会のお送りする岩波新書。
『医の現在』(高久史麿[編] 岩波新書 1999)
『医の未来』(矢崎義雄[編] 岩波新書 2011)
『医と人間』(井村裕夫[編] 岩波新書 2015)
『医の希望』(齋藤英彦 [編] 岩波新書 2019)


【簡易目次】
はじめに　[i-ii]
目次　[iii-iv]

I　先端医学の現段階　001
　老化と痴呆の解明　
　ヒトはなぜがんになるのか　
　新しい感染症の流行　
　臓器移植の課題　
　遺伝子治療　


II　医療と社会　087　
　医師を育てる　
　看護という機能　
　地域医療のゆくえ　
　医療経済　
　医療の法と倫理　
　21世紀の医療政策　

III　医学の課題を考える　181　


あとがき　[219-220]
執筆者一覧　[222]

[ai96さんの感想 · 2011年10月10日]

2011年10月現在からするとだいぶ古い印象を受けるけど、それだけ社会が進んだということか。
老化、がん、感染症、臓器移植など当時最先端の話題がてんこもり。まだまだ社会的にやらなければいけないことが多すぎて、一個人がどうすればいいのかというぼんやり感は残る。

[JJさんの感想 · 2011年7月26日]

2011/07/26

現在というには少し古い親書だが、小論文対策用に読了。

インフォームドコンセントは医療裁判を通じて形成されてきたが、これは他の業界でも同じように存在する問題で、サービス業としての医療の側面を表しているように感じた。

[baxさんの感想 · 2011年5月15日]

［　内容　］
医学は近年飛躍的に発展し、いまや遺伝子レベルの治療さえ行われるようになった。
その一方で、臓器移植、生殖医療、地域医療の普及、新たな医療倫理の確立など、取り組むべき課題は多い。
医学・医療の現段階はどうなっているのか。
２１世紀の「医」のあるべき姿をめざし、日本医学会が総力をあげて課題の提示と分析にいどむ。

［　目次　］
１　先端医学の現段階（老化と痴呆の解明；ヒトはなぜがんになるのか；新しい感染症の流行；臓器移植の課題　ほか）
２　医療と社会（医師を育てる；看護という機能；地域医療のゆくえ；医療経済　ほか）
３　医学の課題を考える

［　ＰＯＰ　］


［　おすすめ度　］

☆☆☆☆☆☆☆　おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆　文章
☆☆☆☆☆☆☆　ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆　メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆　冒険性
☆☆☆☆☆☆☆　読後の個人的な満足度
共感度（空振り三振・一部・参った！）
読書の速度（時間がかかった・普通・一気に読んだ）

［　関連図書　］


［　参考となる書評　］

[雨衣さんの感想 · 2009年7月9日]

2008/4 読。

[arumatikさんの感想 · 2007年3月13日]

今現在の医学について結構真面目に書いてある。21世紀の『医』のあるべきすがたとは。