- Amazon.co.jp ・本 (202ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004307792
作品紹介・あらすじ
企業倒産件数が一万件に迫る、どん底の日本でひとり栄える消費者金融。一社の経常利益が千億から二千億、駅前やテレビ、新聞・雑誌にはサラ金の広告があふれる。預金金利の実に一四五〇倍前後という超高金利で営業している消費者金融の実態を明らかにするとともに個人再生法、自己破産など、多重債務からの救済措置をていねいに解説する。
感想・レビュー・書評
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今のところ幸い自分には生きていて縁の無い話だけど、これからどこでどう出逢うかわからない。詐欺は日々世の中に溢れている。こういう内容の話は若い人や子供も早くから読んでおいた方が良いと思う。若い方が脳も考え方も賢いし、知っておくことに意味があると思うからだ。
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フォトリーディング&高速リーディング。
2001年の古い本だが消費者金融の実態を数字で出している。二次被害の構造などもあって、部外者は驚く内容。だが暗くなるかも。
著者はその後都議選にも出馬(鳥越なんちゃら支援の為、出馬表明撤回)。 -
宇都宮健児の本というのが最も大きな印象。
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プロフェッショナル仕事の流儀で著者のことを知り、購入。
内容はおもしろいと思う。でも、今は昔って感じ。 -
使える新書 教養インストール
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多重債務者救済の啓発書。いわゆるグレーゾーン金利の撤廃が進んだ今となっては、すでに改善された点も多いが、この本で指摘されている実態にはもう少し早くから手が加えられていてもよかったと思える。他国(この本では独・仏)に比べて“なぜ“サラ金規制が遅々として進まなかったのか、とても気になる(この本では銀行が公共的・社会的責任を果たそうとしないからという点が指摘されているが)。今でこそ批判の対象になっているが、ついこの間まで消費者金融・商工ローン(日栄!)がスポンサーであるためにマスメディアは社会問題を放置してきたこともまた事実。忘れてはいけない。個人再生法や自己破産手続の紹介など、法律論的にためになる記述も多いが、重複している箇所も多いので、全体的にボリュームは少なく感じる。「賢い消費者」だけではなく「闘う消費者」が必要という最後の言葉は印象に残った。
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言うまでも無く、消費者金融からお金なんて借りてません!
実態を知りたくて手に取った1冊。たった1回のつもりが、自転車ローンとはまり、その後の人生はサラ金サラ金サラサラ金地獄。
しかし、法律による救済策があるにも関わらず、それを借りている人達はそのことも知らない。
時として、無知なことは物が無い事よりも恐ろしいことだと思う。 -
何回も同じ記述が繰り返されて、読んでいく途中でウンザリする。
サブタイトルに救済と書いてあるが、実際は実態の羅列だったような・・・。岩波新書がなんでこれを発行したのか謎です